秘書は引っ張りだこです (ページ37)

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今日はボスに頼まれ、書類の提出と三雲君達の付き添いで本部にきた

今日はボーダー隊員正式入隊日である

宇佐美さんに変装しようとしたが…もう隠す必要はないと言われ、トリガーは没収されてしまった…

本部の入隊会場につくと多くのC級隊員がいた

入隊式が始まり
初めは忍田さんからの挨拶
挨拶が終わると嵐山隊がオリエンテーションの説明を始めた

狙撃手は、佐鳥さんについて行くことになり、雨取さんはそちらへ向かった
攻撃手と銃手組は、嵐山さん・時枝君・木虎さんについて行くことになった

私は三雲君の書類提出をするため一旦席を外した

書類を出し終わり、訓練室に戻ると
少し小型化バムスター倒しタイムを競う訓練が行われていた

もう少しで空閑君の番が回って来る頃に、いつの間にか風間隊がいた

蒼「A、お疲れ」

　「っ！…お疲…れ様…です」

おどおどする私に、風間さんは気にせず話しかけてきた

蒼「宇佐美にならなくて良いのか？」

　「ぁ…もう、ひっよう、ないって…言われ……」

蒼「…なるほどな」

蒼〚この前の戦い、こいつのデビュー戦でもあったってことか…〛

すると菊地原君が疑うような目で私を見るなり

士「ほんと〜に、この前、歌川を倒した子なわけ？」

遼「全くお前は、言い方があるだろ…Aさん、ごめんね」

　「ぁ…いえ……だい、じょっぶ…です……ご迷惑…おか、け……しまし…た」

私の喋り方に、からに追い打ちをかけてくる菊地原君

士「何、その喋り方？」

蒼「辻と同じだろ」

士「へー…」

遼「たくっ、お前は追い打ちをかけるな」

私はおどおどしながら風間隊の様子を見ていると
風間さんが紹介してくれた

蒼「こいつらは俺の隊の仲間だ菊地原と歌川、お前と同い年だ」

嫌そうな顔をする菊地原君

士「えっ……タメって嘘でしょ……菊地原士郎、宜しく」

そんな菊地原君とは真逆で爽やかな笑顔で挨拶してきた歌川君

遼「俺は歌川遼だ、Aさん宜しくね」

私は軽くお辞儀をした

空閑君の訓練が始まると、3人の目つきが変わった
空閑君が0.6秒を叩き出すと、風間隊と三雲君と私以外は驚きの声でいっぱいだった

蒼「なるほど…確かに使えそうな奴だ」

士「そうですか？誰だって慣れればあれくらい……」

遼「素人の動きじゃないですね…あれがネイバーか……」

　「…はい」

すると風間さんが下へ降りていった