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会議室を出るなり、ぼんち揚げを開けて食べる先輩
少し進んだ先の通路に太刀川さんと風間さんが待っていた
悠「よう、お二人さん…ぼんち揚げ食う？」
自販機前に移動すると
二人は、ぼんち揚げ貰いバリバリ食べながら話し始めた
慶「…全くお前は意味不明だな
何あっさり風刃渡してんだよ
勝ち逃げする気か？今すぐ取り返せ！
それで、もっかい勝負しろ！」
ぼんち揚を頬張りながら試合を要求する太刀川さんの説得力は、かなりかけているように見えた
悠「無茶言うね〜太刀川さん」
蒼「黒トリガー奪取の司令は解除された……風刃と……」
「…嵐玉です」
蒼「嵐玉を手放す気があったなら
最初からそうすれば良かっただろう
わざわざ、俺達と戦う必要もなかった」
先輩はコンポタを飲みながら
悠「いやぁ、どうかな？
昨日の段階じゃ風刃と嵐玉に
箔が足りなかったと思うよ
太刀川さんや風間さん達のおかげで
やっと鬼怒田さん達を動かせたって感じかな
後は、Aが独自で嵐玉を
調べてくれたから食いつきが良くなったね」
蒼「A級上位の俺達を派手に蹴散らすことで、風刃と嵐玉の価値を引き上げたということか？」
悠「ご名答！それがプランB」
蒼「まったく、むかつく奴だ」
慶「そうやって風刃と嵐玉を売ってまで
ネイバーをボーダーに入れる目的はなんだ？
何を企んでいる？」
悠「……城戸さんにも、それ聞かれたなー……」
会議室の内容を簡単に説明し終わると
悠「その玉狛に新しく入った遊真ってのが
けっこうハードな人生を送っててさ…
俺は、あいつに楽しい時間を作ってやりたいんだ」
慶「楽しい時間………？それとボーダー入隊が、どう繋がるん？何か関係あるのか？」
悠「もちろんあるさ！俺は太刀川さん達とバチバチやりあってた頃が最高に楽しかった」
先輩の答えに２人は共感する部分があった
蒼/慶「……！」
悠「ボーダーには、いくらでも遊び相手がいる
きっとあいつも毎日が楽しくなる
あいつは昔の俺に似ているからな
そのうち上に上がってくると思うから
その時は宜しく」
慶「へぇ……そんなに出来る奴なのか、ちょっと楽しみだな」
蒼「いまいち理解出来ないな
そんな理由で…争奪戦であれだけ
執着した黒トリガーを……あれはお前の師匠の形見だろ」
悠「形見を手放したくらいで最上さんは怒らないよ
むしろ、ボーダー同士の喧嘩が収まって喜んでるだろ」
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たぬき(プロフ) - とりあえず、争奪戦の戦闘部分を書き終えました…( ；∀；) お気に入りや♡をつけて頂き、ありがとうございます 励みになります(◡ ω ◡) (2023年2月7日 6時) (
レス) @page31 id: e73a2648b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬき | 作成日時：2023年1月27日 22時
