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先輩は一息つくと
悠「さぁ、本部にいくぞ！」
「…承知致しました」
私達は本部へ向かった
本部の会議室では怒鳴り声が響いていた
私は扉を開けようとすると先輩に肩を掴まれた
悠「A…あの答えをまだ聞いてなかったな」
「…？」
私がきょとんとしていると
悠「お袋さんの形見……本部に渡しても良いのか？」
「っ！」
先輩の言葉に脳内の思考が止まった
私は、その場に固まり何も言えなかった
先輩は会議室の扉から私を少し遠ざけると
何も言わず会議室へ入っていった
呆然とする私
あー……忘れていたわけではない
ただ自分の中で勝手に、あの会話を無かったことにしていた
母さんの形見を本部に渡すのは…正直、いやだ
でも、他に何も思いつかない
足の力が抜けたのか、壁にへたり込んだ
空閑君が正式入隊しなければ、また太刀川さん達が攻めてくる…
それを毎回阻止ししても黒トリガーを向こうに渡すのが遅いか早いか…時間の問題
先輩は、無駄な行動する人ではない
きっと、どこかにチャンスがあるのかもしれないが………
「はぁ…いい加減、親離れしないといけないね…母さん」
深いため息とともにネックレスを見つめた
脳裏には母さんとの思い出が今になって色々と蘇ってきた
「……母さんなら、前へ進んでいくよね」
私は意を決して会議室へ入った
会場室に入る瞬間、誰かに背中を押されたような気がした
会議室に入ってくる私を見るなり、鬼怒田さんは八つ当たりしてきた
鬼「ん！？今度はなんだ？」
皆の視線が私に集まった
私は先輩が机に置いた風刃の隣に嵐玉を置くと
その行動に皆が驚いていた
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たぬき(プロフ) - とりあえず、争奪戦の戦闘部分を書き終えました…( ；∀；) お気に入りや♡をつけて頂き、ありがとうございます 励みになります(◡ ω ◡) (2023年2月7日 6時) (
レス) @page31 id: e73a2648b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬき | 作成日時：2023年1月27日 22時
