秘書は引っ張りだこです (ページ22)

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私は様子見用のトリガーを起動させ
アステロイドとハウンドを構えた
(格好は変わらず)

最初に風間隊が、こちらに突っ込んできて
嵐山隊と私は援護射撃を開始した

風間さんがシールドで私達の射撃を防御し
歌川君がスコーピオンで先輩に切りかかった
先輩は風刃で受けながら交わした

歌川君の足に先輩自身の足を引っ掛け転ばせ
風刃で斬ろうとすると
歌川君はスコーピオンで受け太刀しようとしたが
先輩はスコーピオンごと歌川君の肩を斬りつけた

入れ替わりで、太刀川さんが弧月で上から先輩に奇襲をかけた
斬り合う２人はどこか楽しそうであった
先輩は太刀川さんから少し距離をとる
太刀川さん旋空弧月を仕掛けた

住宅ごと斬りつける、その威力は
まさに１位に君臨するだけのことはある

私達はジャンプし避けると
嵐山さんはメテオラ１発撃った

そのまま５人で後ろの方へ、一旦下がることにした
屋根の上で一旦身を潜めると

　「一時停戦ですね…」

悠「…次はこっちを分断しに来そうだな」

准「その場合はどうする？」

悠「別に問題ないよ
　何人か嵐山達に担当してもらうだけでも
　かなり楽になる
　風間さんが、そっちに行ってくれると
　嬉しんだけど…こっち来るだろうな」

　「風間さんが嵐山隊と先輩を天秤にかけるなら先輩だと思いますが」

私の言い方が気に食わなかったのか
木虎さんが噛み付いてきた

藍「なんですか？その言い方は」

　「戦術的に考えれば普通だと思いますが…
　苗字に虎が入ってるせいか、知りませんが
　噛みつき癖は直した方が良いですよ」

私は太刀川さん達の方を向いたまま答えると
木虎さんは、さらにイラッとしたみたいだが
３人が止めにはいった

充「はいはい…木虎、落ち着いて」

准「２人とも、今は喧嘩をしてる場合じゃないぞ」

悠「A、今日はいつもより棘があるんじゃない？」

　「棘？噛みつく相手を間違えれば死ぬと言う話ですよ………死んでからじゃ遅いんですから」

悠「それは確かに間違ってないが…今じゃない、A」

先輩が少し真剣な声で言ってきた
私は、木虎さんの方に頭を下げた

　「……申し訳ありません」

藍「いえ…私の方こそ、すみません」

木虎さんも私に頭を下げ、互いに和解した