秘書は引っ張りだこです (ページ16)

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あれから３日たった
最初の打ち合わせ以降、特に先輩から何か言われることはなく、毎日あちこちエリア散策を先輩はしていた

私は個人的に気になった事があり
半年前から、ちょこちょこやっていた資料のまとめに追われていた

夕方頃、先輩からLINEがきた

悠一お疲れ
今日の夜に動くみたいだから
ここに来てくれ

A承知致しました。

位置情報を確認し、私は玉狛のエンブレが入ったフード付きの上着をきて
ズボンとブーツをはいた
(下半身は迅と同じような格好、全身黒色統一)

玉狛支部の扉に手をかけると
陽太郎君が雷神丸に乗って話しかけてきた

陽「A、どこへいく？もうすぐ夕飯だぞ」

　「陽太郎君……急用が入ってしまったので、申し訳ありません」

陽「また、迅か…」

内容を全く知らないのに、知ったような態度をとる陽太郎君に思わず笑いそうになったが
まだ、笑えそうになかった

　「たいしたことではないので問題ないですよ…では」

私は、外に出ると先輩の元へ向かって走った

警戒区域、住宅街の大通りにて先輩はたたずんていた
私は先輩を見つけると駆け寄った

　「お疲れ様ですお待たせして申し訳ありません」

先輩は揚げせんを開けながら
こちらを振り向くと

悠「おっ、お疲れ！A
　俺もさっき着いた所だ…揚げせん食う？」

　「…はい、いただきます」

私達は、揚げせんを食べながら
A級隊員達を待っていると
先輩がニヤッと笑いながら

悠「おっ、きたきた」

私はフードを深く被り
先輩の後ろに隠れるように立った

すると、A級隊員達が走ってきた

慶「止まれ！」

太刀川さんの指示に、皆、足を止めた

秀「迅……！」

慶「なるほど、そう来るか」

悠「太刀川さん久しぶり、みんなお揃いでどちらまで？」