秘書は引っ張りだこです (ページ15)

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一通りの自己紹介が終わると先輩が本題に入った

悠「さて、全員そろった所で本題だ
　こっちの３人は訳あってA級を目指してる
　これから厳しい実力派の世界に
　見を投じるわけだが
　さっき宇佐美が言ったように
　C級ランク戦開始までに、まだ少し時間がある
　次の正式入隊日までは1月8日約3週間後だ
　この3週間を使って新人3人を鍛えようと思う
　具体的には…レイジさん達3人には
　それぞれメガネ君達3人の師匠になって
　マンツーマンで指導してもらう」

桐「はぁ！？ちょっと勝手に決めないでよ！
　あたし、まだこの子達の入隊なんて認めて……」

小南さんは噛み付いてきたが
先輩は落ち着いたトーンで

悠「小南…これはボスの命令でもある」

桐「ボスの…！？」

レ「林道さんの命令じゃ仕方ないな」

京「そうっすね、仕方ないっすね」

小南さんもさすがにボスの命令には
逆らえないが、納得いかない顔を
していた…

桐「……わかったわ、やれば良いんでしょ」

そう言いながら
すかさず空閑君を抱きかかえると

桐「でもそのかわり、こいつは私がもらうから」

そして、レイジさんが雨取さんを
烏丸君が三雲君を見ることになった
皆が訓練場へいくとリビングには
私と先輩だけが残った

悠「3日後、遊真の黒トリガーを奪いに本部がくる」

　「遠征からA級隊員達が戻ってきますからね…少々、面倒ですね」

悠「俺達と後…今、ボスが忍田さんに
　連絡とってくれてるから
　嵐山あたりに協力してもらうつもりだ」

　「承知致しました
　私は、遠方からの狙撃手対策と
　援護で宜しいでしょうか？」

悠「Aが本気でやると瞬殺だからな〜
　うーん…穏便に済ませるためにも
　時間は稼ぎたいんだ」

　「と、言いますと？」

悠「太刀川さん達をトリオン切れで帰ってもらうのがプランAだ」

　「プランBは？」

先輩はため息をつきながら

悠「はぁ…プランBになった場合は
　俺達の黒トリガーを使って退散させる」

　「なるほど…」

悠「A、副作用を使った場合は
　急所を外して攻撃をしてくれ」

　「…承知致しました」