そんな毎日。 (ページ25)

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本当にするの？ページ25

SG 視点

『わたし一人暮らしする。』

無事に再契約をして、宿舎も決まった日を境に出てもいいとなった。
いつかのセンイルライブのように言い出したAに何人かが怪訝な顔をした。

SC「はっ？」
JH「ダメ！」
『なんでですか……？』

この話し合いはかなり難航した。
途中でミンギュ・ウォヌは先に引っ越してしまうしクプスヒョンもお兄ちゃんとクマと一緒に住み始めるしで。
Aが夜な夜なつかない決着にため息ついてるのもわかっていたから、声をかけたんだ。

「A。」
『あぁスングァニオッパ…どしたの？』
疲れた顔にふわっと笑うAが儚く見えて。
「本当に一人暮らししたいの？」
『…うん』
「そっか……もし、もしさ嫌じゃなかったから僕とジョンハニヒョン一緒に暮らすことになったんだけど、」
隣の部屋が空いてるの確認したから隣に住まない？
と声をかけるとパァっと顔が明るくなるA。

「どう？お隣さん。」
『ぇ…いいの？』
「Aが良ければ。」
『ん〜！一人暮らしなら何でもいい！』
わぁ〜！ありがとう〜！！！！！
ぎゅうぎゅう抱きついてくるAは小さい子どものようだ。

『みんなに言ってもいいかな？』
「あーでも手続きとかしないと確実には決まらなっ」
JH「スングァナ」
「ジョンハニヒョンっ、？」
JH「大丈夫、あそこの部屋も事務所で取ってあるから。」
「え、」

珍しく長引いた冷戦にAが少し気まづそうに話しかける。
『オッパ…あの…』
JH「A。スングァンから聞いたと思うけど、どう？オッパもそれ考えて先に部屋押さえてたんだ。」
『っ、！』
JH「Aのお家の隣に俺たちも住んでいい？」
ぶんぶん首を縦に振るAにヒョンの目尻が下がっていく。

「あぁ…良かった、本当に……」
JH「流石に時間かかりすぎたね、ごめんねA。」
『うぅっ、うわーーーん』
まーなんて声で泣く子なんだろう。

『もうっ仲良くできな…っい、と思った』
「そんなわけないでしょ」
JH「オッパ達お隣さんだから今より1番仲良くなるよ。大丈夫。」

こうしてAの一人暮らしが始まったのだ。
ただ……
JH「A〜ご飯だからこっち来て」
JH「Aのお布団好きだから一緒に寝よ」
JH「A〜！」
前にも増して過保護度が上がったジョンハニヒョンに
『これが一人暮らしなの…？』
JH「うん、お家は別々じゃん？」
『あ、そっか…そうか……？』
上手く丸め込まれてるAを見かけたのはまた別の話〜。