そんな毎日。 (ページ15)

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子連れ出勤ページ15

A視点

朝起きた時から少し調子が悪かった。
パフォチの移動車でも頭に痛みが走りつい食いしばってしまう。
『っ、』
DN「A？」
『ん？』
横に座ってたディノにバレそうになったけど、にひひと笑って誤魔化す。
きっと前に座ってるハオさんも気付いてない。後ろに乗ってる96sも。
宿舎からそう遠くないスタジオに着き皆が降りていく。

HS「…A〜？」
荷物を持つフリして先に行ってもらったのに…
『っ、はい』
HS「荷物貸して。はい」
差し出された手に申し訳ないながらも自分の荷物を渡す。
HS「はい。」
さらに差し出された手。
『…え、』
HS「ん、いいから」
離す気はないようにぎゅっと握られた右手。

ホシオッパに手を繋がれながら車から降りると、カラットのキャーという声に頭がクラっとする。
すると横からバケハをかぶしてくるジュニオッパ。
『わっ』
JN「いいから、そのままホシと歩いて。」
このたった10数メートルのために来てくれたカラットには申し訳ないが、下を向いて建物の中に入ることを目指す。

名前を呼ばれても対応してあげられなくてゴメンと思いつつも、扉をくぐると足の力が抜ける。
HS「うお、危なっ」
WN「お待たせ。A乗って」
目の前でしゃがんでくれたウォヌオッパの背中にしがみつく。

WN「A〜具合悪いならちゃんと言わないと」
『、いつ知って…？』
DN「歯磨いてる時に頭痛そうだったから。」
あぁ、ディノには車に乗る前からバレてたのか…
おそらくそれをホシオッパが聞いて、96sで共有してたんだ。

先に着いてたヒポチが作ってくれてた横になる場所。
転がるように横になってジュニオッパが掛けてくれた毛布の中に縮こまる。
また控え室が騒がしくなったからボカチが来たかな。

WZ「A、薬飲んで。」
『…はい』
WZ「お前はまた〜。」
HS「飲めば治りそう？」
『ん、スケジュールはいけます』
WZ「なら大丈夫だな。ディノまた見てやって」

『みんな、ごめんなさい…』
DN「んーん、顔見ればわかるよ。」
WN「具合悪い時は謝らなくていいから。」
SC「治ったらオッパと1回話そうな」
JH「いや、お前怖いわw」

HS「ディノ、今回ナイスプレーだった。」
そしてミンギュあたりが「アジュっナイス！！」と騒ぎ出し怒られていた。

SNS
@… A大丈夫かな、具合悪そうだった🥺
@… でもホシと手繋いでてかわいかった
@… 子連れ出勤w
@… オッパしてるホシまじ惚れる
@… 本当ソレ。