罰ゲーム ページ5
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すると快斗くんは明らかに嫌な顔をして「えぇー」と文句言いたげに声を出す。
その様子を見てわたしはニヤリと口角を上げ目を細める。
「前に魚風味のお菓子を何種類か寺井さんに買ってきて貰ったから、それを食べてくださーい」
にこりと冷たく笑って快斗くんの右手首を両手で拘束する。
「おい？！ 離せっ！ あ、あれだけは俺ムリ」
快斗くんは逃げようとジタバタするが、振りほどきはしない。力で勝とうとしないところが快斗くんの長所でもあり、弱点でもあるのだ。
「やめませーん。一階へレッツゴー」
「絶対に食わないから！ 嫌だ近づけないで！ 半径5メートル以上離れて！」
全部食べさせるのは可哀想なので、2枚ずつ渡した。サーモン寿司味ポテチと秋刀魚味ポテトスティック、そしておつまみのかたくちイワシ。
その後快斗くんは歯磨き粉をたくさん使って歯磨きをし、夜ご飯の時間まで部屋に篭っていた。よっぽど嫌だったのだろう。
だが力で勝とうとしないところが、快斗くんの良さなのだ。
・・・
「うふふ。上手く撮れた」
わたしが持っているスマホには快斗くんが涙ぐんでいる写真が映っている。「どうしても食わなきゃいけないのか……？」と言いながら上目遣いでわたしを見つめる場面である。写真を撮ったことはすぐに気づかれたが、どうにか彼の手から逃れて写真は大事に保管させてもらった。
ーーそしてその後写真をネタにしてわたしは彼を脅すことになる。
・・・
「スーパーカップの抹茶味買ってきてー」
「抹茶なんかよりチョコがもっと美味いだろ」
「え？ なんて言ってるのかよく聞こえないなぁ？」
わたしはスマホの写真を見せ、満面の笑顔で「青子ちゃんに送っちゃうよ？」と一言。
「おい、大人気ないぞ？！」
「行ってらっしゃい」
「くそっ……行ってきます」
こんな流れでおつかいに行ってもらえる。
写真を見せて一言囁くだけの、たったの2ステップです！
ーー脅したのはスーパーカップの一度きりだけなので、許してください。
「写真は家宝にするっ！」
わたしは
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たんぽぽ珈琲(プロフ) - ちょっと内容を変更しました。97から100話、もう一度読んでいただけたら嬉しいです。それでは、今度こそ続編の準備をしてきます！ (2020年5月23日 18時) (
レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - お久しぶりです。100話が終わり、次章へと進みます。主人公の心の成長を伝えられたらと思って書いていますが、なかなか難しいですね。次章では、大きく分けて三つの問題について主人公が悩みます。それでは、ハッピーエンドへ進めるよう準備してまいります！ (2020年5月18日 14時) (レス) id: 768bd78820 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - こんばんは、たんぽぽ珈琲です。コロナウイルスで色々と状況が変化していますが、動かなくていいのだと思って、お菓子を作ったり編み物をしたりと、有意義な時間を過ごしていました。平和ボケしているかもしれませんが、みなさんもこの時間を楽しめていたらと思います。 (2020年4月8日 19時) (レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - 明けましておめでとうございます！先ほどスケート滑って転んで手首腫れて痛くて包帯まいてもらった作者です。本日更新したおはなしは「言えずにいたこと」です。最後となりましたが、今年もよろしくお願いします！ (2020年1月5日 13時) (レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - こんにちは、作者です。生活に慣れてきたので、そろそろ更新しようかなと思っています。お待ちくださっている読者さま、ありがとうございます！ 初めて投稿した作品なので辻褄の合っていない部分などありますが、完結させたいと思います。以上、告知でした！ (2019年9月18日 10時) (レス) id: bfc4d62160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たんぽぽ珈琲 | 作成日時：2018年10月28日 14時
