【名探偵コナン】あの店員の隠しごと

違うけれど似ている ページ15

.




「いらっしゃいませー！」

僕と違って彼女は梓さんと同じ時間をポアロで過ごす。


「あっ、コナンくんいらっしゃい」

僕と違って、コナンくんは彼女と『裏の無い会話』を交わす。


「哀ちゃん、あのね……」

同じく、彼女には相談できる相手がいる。


僕とはこんなに違う、そんな彼女。

でも、彼女は僕とどこか似ている。






ぷるるるる、ぷるるる

いつも時間通り、10時にポアロに来るAが、連絡一つもくれていない。もう10時半なのに、まだ来ない。これはおかしい。そう思って電話をかけた。


「もしもし」

彼女の声だ。


「Aちゃん、どうしてポアロに来ないんだい？」

「……ごめんなさい。寝坊しちゃいました」

「どこにいるのか教えてくれれば車で迎えに行く」

「大丈夫です！自分で行きます」

「いや、迎えに行かせてくれないか？」

「本当に大丈夫です！」

「それならいいんだけど……」


そう。それだけなら良い。でも問題がある。



「ーー君が本当にAちゃんなら、ね」

電話の相手→←イラスト！

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す