君たちを救うまでの物語２ (ページ5)

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【サバナクロー寮 Aの部屋】

ｺﾝｺﾝｺﾝ

『はーい。』ｶﾞﾁｬ

『すみません。ちょっと勉強していたもので。
お部屋散らかってるんですよ。』

クロウリー「いえ、別に問題はありません。
少し、談話室に来てくれますか？」

『あ、クロウリー学園長。寮長の皆さん。‥‥‥監督生さんも。』

これは只事ではなさそうですね。

【サバナクロー寮談話室】

『で、お話とは？』

クロウリー「現在、すでに６人がオーバーブロットしているのはご存知ですよね？」

『そりゃもちろん。』

クロウリー「そこで、なにか共通点はないかと考えたのです。ふと考えてみるとリバークさんからいつもオーバーブロットが事前に知っていると思われるような言動を聞いたと寮長の皆さんから聞いたのです。」

『それって‥‥‥‥‥。つまり私のせいだと言いたいのですか？！！』バンッ

レオナ「A。落ち着け‥。」

『すみません。続けてください。』

クロウリー「はい。そこへたまたま通りかかった監督生さんから情報がありした。
あなたが。

『次は誰をオーバーブロットさせようかな。』

と、いっている。
そう聞きました。」

リドル「だから、君に話を聞きに来たんだ。」

アズール「怒ったりしませんから正直に話してください。」

『ははっ。今日はエープリルフールではありませんよ。
なんの冗談でしょうか？まさか、そんな言葉が賢い皆さんがたからでてくるとは思いませんでした。』

ヴィル「冗談じゃないわ。本気よ。」

『そうですか。これは失礼。
しかし、なにかの聞き間違えだと思いますよ。
なにしろ、私には皆さんをオーバーブロットさせる理由なんてありません。

残念ながら、ハイエナはハイリスク・ノーリターンが大嫌いなもので。』

監督生「聞き間違えじゃないです！！！
だって、本当に聞いたんですよ！！それに、誰かと思って見てみたらA先輩でした」

『それでは、監督生さんはメガネを作ったほうが良いですね。補聴器も用意いたしますよ。』

監督生「ふざけないで！！」

カリム「まぁまぁ、２人とも落ち着いてくれ。」

『はぁ。私としたことが。』