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43 無限夢列車 ページ44

そう言うと、煉獄さんは安らかな表情でこの世を去った。





最期まで、とても立派な方だった。





信じる。



お兄様も行ってくれた言葉。
煉獄さんも命懸けで私達を守ってくれた。




私はこんな所で立ち止まれない。
守れない弱さを捨てろ。
強くなれ。私はお兄様の継子だ。




私は絶対に雪柱になり沢山の人を救う。




善「汽車が脱線する時……煉獄さんがいっぱい技を出しててさ、車両の被害を最小限にとどめてくれたんだよ。」





炭「そうだろうな」




善「死んじゃうなんてそんな……ほんとに上弦の鬼が来たのか?」



炭「うん」


善「なんでくんだよ上弦なんか……そんなに強いの?そんなさぁ……」



炭「うん……」



煉獄さんの死に向き合って、
皆が、涙を流す。




炭「悔しいなあ何か一つ出来るようになってもまたすぐ目の前に分厚い壁があるんだ。凄い人はもっとずっと先の所で戦っているのに俺はまだそこに行けない。こんな所でつまずいてるような俺は、俺は……煉獄さんみたいになれるのかなあ。」




炭治郎さん……。
痛いほどに炭治郎さんの言葉が胸に刺さる。




伊「弱気なこと言ってんじゃねえ!!なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねえ!信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねえ!死んだ生き物は土に還るだけなんだよ。べそべそしたって戻ってきやしねぇんだよ!悔しくても泣くんじゃねえ!!!!」




そういうと号泣する伊之助さん。





みんな、皆悔しくて、悲しくて堪らないんだ。





涙でくしゃくしゃになりながら、そっと泣き崩れる炭治郎さんに近づく。





「炭治郎さん。私は炭治郎さんのこと煉獄さんみたいに凄い人だなあって思いますよ。悩んで、苦しい時も炭治郎さんが真っ直ぐに道標をくれたから私は今ここにいる。どうか自分を責めないで。今はゆっくり休んで、また一緒にがんばりましょう?」






そっと炭治郎さんを抱きしめる。




いろんな感情が炭治郎さんから伝わってくる。
炭治郎さんなら大丈夫。




私は炭治郎さんを信じてる。
きっと彼は煉獄さんを超える立派な柱になるから。





これからきっと辛い壁がなんどもぶち当たるだろう。
それを、一緒に乗り越えよう。



あなたは1人じゃない。
仲間がいて、私がいる。





だから、
だからどうか自分を責めないで。





炭治郎さんには笑顔が似合うから。

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(プロフ) - 沙夢さん» 煉獄さんの所衝撃的ですよね、号泣しました(´TωT`)。ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!頑張ります! (2019年7月17日 0時) (レス) id: 43adb696ff (このIDを非表示/違反報告)
沙夢 - 私は煉獄さんが亡くなった事の衝撃を忘れない(真顔) とても面白いです!お体に気を付けて、更新頑張ってください! (2019年7月15日 22時) (レス) id: 940754a7ec (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白奈さん» 白奈さんありがとうございます(*^^*)未熟者ですが更新頑張ります! (2019年6月25日 8時) (レス) id: 43adb696ff (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - 夢主の性格がとても素敵です!今後の展開が楽しみです(*´ω`*) (2019年6月25日 0時) (レス) id: 30902f6c8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年6月20日 18時

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