検索窓
今日:3 hit、昨日:28 hit、合計:93,556 hit

4 最終選別 ページ5

それからは大変だった。


移動中に、鬼にやられてしまった子達がいた。
大量の血がこの試験の壮絶さを物語っていた。


間に合わなかった。
もっと早くここに来てたら助けれたかもしれない。


何度か鬼に遭遇したけど、
どうにか七日間を乗り切ることが出来た。


選別中に誰一人生きている仲間に合わなかった。
皆は無事なのかなあ。
不安になりつつも集合場所へと急ぐ。


黒「お帰りなさいませ。」


白「おめでとうございます。ご無事で何よりです。」



集合場所に行くと、私を含めたったの5人しかいなかった。



あれだけ人がいたのに皆死んでしまったなんて、
心がぎゅっと苦しくなる。



それから、女の子達の説明を受けると鎹鴉を貰った。


肩にのる小柄な鴉を恐る恐る撫でてみる。


カアっと頬ずりする鴉にホッコリする。
可愛いなあ。



なんて、呑気な事を考えていると事件はおこった。



ギャアッ

黒男「どうでもいいんだよ鴉なんて!刀だよ刀!今すぐ刀をよこせ!鬼殺隊の色変わりの刀!」



顔に傷のある怖そうな男の子が白髪の女の子の髪を掴む。



ヒイイイイイ。
なんて人なの。女の子の髪の毛を掴むなんて乱暴すぎる。


止めに入らないとっとオロオロしていると



赤「この子から手を放せ!放さないなら折る!」



優しそうな赤髪の男の子がすかさず仲裁に入る。



黒男「ああ?なんだテメェは、やってみろよ!」



その直後に黒髪の男の子が痛がる素振りをする。



お、お、折ったあー!?!?!
ど、ど、どうしたら、ち、治療しないと!?!



状況についていけずパニックになっていると


黒「お話はすみましたか?」


冷静な黒髪の少女の声に、少々ギョッとした。



それから何事も無かったように鋼を選び解散となったのだった。



勿論、選び方とかも分からなかったから
1番手前のものを無難に選んでおいたのでした。

5 帰還→←3 最終選別



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
208人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 沙夢さん» 煉獄さんの所衝撃的ですよね、号泣しました(´TωT`)。ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!頑張ります! (2019年7月17日 0時) (レス) id: 43adb696ff (このIDを非表示/違反報告)
沙夢 - 私は煉獄さんが亡くなった事の衝撃を忘れない(真顔) とても面白いです!お体に気を付けて、更新頑張ってください! (2019年7月15日 22時) (レス) id: 940754a7ec (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白奈さん» 白奈さんありがとうございます(*^^*)未熟者ですが更新頑張ります! (2019年6月25日 8時) (レス) id: 43adb696ff (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - 夢主の性格がとても素敵です!今後の展開が楽しみです(*´ω`*) (2019年6月25日 0時) (レス) id: 30902f6c8d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年6月20日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。