少女奇譚【鬼滅の刃】

31 蝶屋敷 ページ32

イダダダダダ！！！！！！！！






いたいいいいい！！！！








絶賛、アオイさん達による機能回復訓練を受けている。





話には聞いてたけど、
体の揉みほぐしがかなり痛い。





｢はあ、はあ、あ、アオイちゃん、ま、待って。｣





痛みで涙が出る。





｢あともうちょっとですよ！気合いです！！！！｣





ギリギリっ！！！
と体を曲げられる。





｢し、死ぬ、むり！！死んじゃう！！！！｣






視界の隅に、炭治郎さんが痛がる私をみてオロオロしているのが見えた。





ちなみに、伊之助さんと善逸さんは心が折れてここに来なくなったそうだ。








それにしても痛いよ！！！！！！




やっとの思いで柔軟が終わり、続いては反射訓練。





薬湯が入った湯呑みを先に相手にかけたら勝ちというゲームだ。




これなら行ける。





自信の通り、アオイさんには楽々勝てた。






次に出てきたのが、なんと。
カナヲさん。


最終選抜の時に会った私の同期だ。
物静かで、めちゃめちゃかわいい女の子。





このカナヲさん、実は柱であるしのぶさんの継子らしい。





｢よろしくお願いします。｣





緊張をしながらも、カナヲさんにぺこりとお辞儀をした。








ヒュンっ！
ヒュン、カタッ！






カナヲさん、めちゃめちゃ早い！！！！
カナヲさんが、湯呑みを掴もうとする仕草を見て
急いで手で抑える。





私が湯呑みを掴もうとすると、すぐ様抑えられる。






両者互角。
緊迫した空気が続く。






カナヲさんの湯呑みを抑えれた時、
一瞬カナヲさんに隙ができる。




よし、行ける！！！！
勝てる！と思い湯呑みをすかさず持ち上げたがその時





バシャっ




カナヲさんが、隙を見せかけて油断した私の隙をついて、もう片方の手でかけられた。





負けた！！！




くそおおお！！！

｢悔しいいいいいい！！！！！！｣





なほちゃんがそっと横からタオルをくれる。

ありがとうっとお礼を言って受け取る。







体がだいぶ鈍ってるな。
体力が戻るように、もっと早起きして鍛え直そう。






続いての訓練は鬼ごっこで行う全身訓練。




こちらも、カナヲさんを追いかけ。
後一歩の所で捕まえれない。






訓練が終わり、タオルで体を拭きながら縁側に座り込む。





結局勝てなかったなあ。






す｢Aさん。｣




名前を呼ばれて横を見るとすみちゃん達が立っていた。

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