藤柱は何か抱えてるようです

宇随という男 ページ50

突然だが、宇髄様は私を気にかけてくれる。

そんな宇髄様には綺麗な奥様が三人ほど…？いらっしゃる。

あんなにカッコよくて

強い宇髄様が、上弦との戦いの末、怪我を負ってしまい、

柱を引退した。

そこには炭治郎君達もいたそうだ。

宇髄様に怪我を負わせた上弦とは面識があった。

無惨から出された追っ手の一人だから。

私が戦った時、逃がしてしまったから、

あの時倒さなかったから、

だから、宇髄様は柱を引退してしまった。

私のせいで…！

涙を流しながら自分を責めていると、後ろから抱きしめられた。

「お前のせいではない。だから自分を責めるな。」

言葉足らずなこの声はきっと義勇だ。

『ぎゆう…？』

「頑張り過ぎだ」

『頑張れてない。まだ何も…』

「辛い時は俺を頼れ」

義勇はあの時から私を守ってくれていた。

私に注意するけど、

義勇も一人で背負っていく。

そもそも、私以外とあまり関わってくれない。

『義勇もさ、たまには頼っていいんだよ？』

「そうだな。」

きっと、こうは言っても義勇は私を頼らないのだろう。

そして私も、

彼を頼ることは出来ないのかもしれない。

失う怖さは失った物によってはとても大きな傷になる。

家族であったり、

恋人であったり、

親友であったり、

鬼は特に。

ごめんね、義勇。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者からのご報告！(※必読)

薄々勘づいていた方はいらっしゃると思うんですけど、

やっぱり完結出来ませんでした！

ので、続編に移行したいと思います！

ここまでたくさんの人に呼んでもらってありがたいかぎりです！

これからもよろしくお願いします。

主人公が入ってる事によって多少原作が変わってしまってるのですが、

そこは何とか頑張って原作よりにしたいと思っているので

応援よろしくお願いします！

この小説の続きへ→←師匠とは。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す