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[件名:明日の集合場所ですが]
なんだかんだで1ヶ月くらいがすぎてた
今日は会社最終日で、ブルーロックに行く前日
あっという間に進んでいくなぁ
「れいかおかえり」
『ただいま、迎えに来てくれたの?』
「うん。荷物とかあるだろうと思って」
『ありがと』
今日は学校がおやすみだから誠士郎くんは私服
こうするとちゃんとカップルに見えてるのかな
「れいか」
『うん?』
「今日はこっちの道で帰ろ」
『いいけど、遠回りじゃない?』
「いいの」
その遠回りとされてる道は、私と誠士郎くんの思い出の道
あの時、この道を通らなかったら会えなかったのかぁ
「てか遠回りなのに、なんであの時ここ通ってたの?」
『うーん、通ってたというかさまよってた。かな』
「あー、ずぶ濡れで片足裸足だったもんね」
確かにそんなでしたね私
それが出会いってなると、あまりいいものじゃないね
「すげー綺麗な人だなって思った。から声掛けたんだよね」
『あの姿を見ても?』
「うん。一目惚れ」
『ありがたいけど、忘れて欲しいな』
「やだ」
やなのかぁ
まぁ私も、雨で濡れてる誠士郎くんに何故だか目が離せなかったんだよね
お互い、偶然の一目惚れだったのかも……
「あ、この辺だったよね」
『そうだったね。この電柱の所』
「こんなだったかな」
『うんうん。それで私はこの辺で……』
出会った時と同じシチュエーション
1か月前の記憶が蘇るような感じ
「おねーさん」
『ふふっ……なに?私それどころじゃ…』
こんないつ誰が通るか分からない所で2人して何してるんだろ
思い出を思い出すかのように、あの時と同じ流れをする
そしてこの後は、「俺
「俺…………
…………と?
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ミタンダ(プロフ) - ふーこさん» 温かいコメントありがとうございます!積極的な凪もいいですよね!どんどん更新して続編も作成いたしますので今後も楽しんでいただければ幸いです! (5月27日 0時) (レス) @page28 id: 764e0538c4 (このIDを非表示/違反報告)
ふーこ(プロフ) - この作品大好きです!凪がグイグイ来るのがめちゃめちゃ好きです!何回読んでも「尊い...グハア」ってなってます、ありがとうございます!これからも更新頑張ってください!応援してます! (5月19日 7時) (レス) id: 5f94b10415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミタンダ | 作成日時:2023年4月8日 23時