21 ♡ ページ22
凪side
細くて小さい体を力いっぱい抱きしめてた
苦しそうだけど、そんなの知らない
「もう忘れて俺だけを見ててよ」
『っ…』
「れいか、俺を好きになって」
正直自信なかった
ボロカスにこの間は馬鹿にしてたけど、今も拾ってくれた時もこうやって泣くくらい好きだったんだろうから
『誠士郎くん…』
「ん?」
『私も……好きだよ』
理性とかもう、どうでもいいや
気付いた時には、れいかにキスしてた
『って……まって誠士郎くん』
「ごめん嫌だった?」
『嫌……ではないけど』
いつもの照れてもごもごするれいかに戻った
全部が可愛いし、全部が好き
俺、れいかのこと好きすぎじゃん
「もう俺のって事でいいんだよね?」
『れいかには俺がいるって言ってくれてたじゃん』
「めちゃくちゃ自信なかったけどね」
かっこいいこと言いたくて咄嗟に出たんだけど
ふられてたらすげーかっこ悪かったと思う
『自信、もってよ……私が言うのもおかしいけど』
「え?」
『ずっと好きだったから』
「っ……その顔やだな」
大人の余裕をたまに出てくるところも、悔しいけど好き
俺なんて子どもっぽいとか思ってんだろうな
「俺だって男だからね」
って、れいかを押し倒した
顔真っ赤。まぁ俺もなんだろうけど
「好き」
『ありがと…私もだよ』
れいかの柔らかい唇が重なって、深さにも応えてくれる
これ、止まんないやつ
「どうしよ」
『……やめなくていいよ』
「っ……言ったね?」
.
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ミタンダ(プロフ) - ふーこさん» 温かいコメントありがとうございます!積極的な凪もいいですよね!どんどん更新して続編も作成いたしますので今後も楽しんでいただければ幸いです! (5月27日 0時) (レス) @page28 id: 764e0538c4 (このIDを非表示/違反報告)
ふーこ(プロフ) - この作品大好きです!凪がグイグイ来るのがめちゃめちゃ好きです!何回読んでも「尊い...グハア」ってなってます、ありがとうございます!これからも更新頑張ってください!応援してます! (5月19日 7時) (レス) id: 5f94b10415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミタンダ | 作成日時:2023年4月8日 23時