ケモノ阿吽のいる暮らし。2冊目

有能故に。その2 ページ12

「ノックしろよ瀬見」


「悪い悪い。Aいるか？」


「…」ﾋﾞｯ


『指差すな。なんのよう？』


「外周するから自転車で監視頼む」


『今？』


「今。」


鷲匠監督私言いましたよ今日遅れるって…


「おっとそれは問屋が卸さないぞ？」


「いいだろもう終わったろ？」


「今から原稿作りだからな。

ウチの有能を取られちゃ困る。

こいつに任せておけばめんどくさいやつは

大抵終わるからな。退いてもらうぜ瀬見」


「会長さん最低ですね」


「…」(￣ー￣)


「お前らもそう思ってるだろ？」


「…ま、まぁ事実です、し…」


「…(図星の意)」( ˙-˙ )


『お前ら嫌い』


「こっちだってキツいんだけど？

俺らの癒し兼マネージャーいなくなったら

片付けとかいつも以上に

めんどくさくなるんだけど？」


この時私は会長さんよりも英太にドン引いた。


「…」


『会長さん、原稿作りしてくる』


「おう。頼りにしてる」


「あ、おいA！」


『英太嫌い』


「は！？」


「瀬見、生憎だが今日は残念賞だったな！」


『会長さんも嫌い』


「ﾎｧ！？」


「ざまぁみやがれです会長」


「…(ドンマイの意)」( ´ ▽ ` )


「裏切りやがったなお前ら！」


バックがぎゃいぎゃい騒がしいので

別室で原稿作りしに行ってきます。


「A！ぜってぇ明日お前のノートに

落書きしてやるからな！」


『嫌がらせがショボい！！』


後日、獅音の似顔絵の

落書きをされたのを獅音に見られ、


「これお前が書いたのか…？(引き気味)」


と言われた。英太絶対許さない。


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おまけ

生徒会のやかましい仲間たち

ｻﾓﾄ ﾀｸﾐ
茶本拓己 生徒会長 性格以外は完璧人間 3年生

AA 生徒副会長 本作の主人公 3年生

ｴﾅｶﾞﾅﾂｷ
江永那月 会計 毒舌悪ノリ大臣 2年生

ｱｶｼﾈ ﾄﾓﾕｷ
明石根与之 議長 脳筋カースト最高峰 3年生

ｽﾄﾞｳﾘｮｳ
須藤亮 書記 寡黙な印刷機 3年生

ﾀｷﾔﾏ ｱｷﾔ
滝山昭哉 書記 ドジすぎる真面目 2年生

ｵﾈ ﾑﾀﾞｲ
尾根武大 顧問 アホの子気味なサボり魔 地理教諭

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どうも。しろめっとです。
多分もう生徒会組は茶本君以外出てこないので
聞き流してください(本当は文字数稼ぎたかった
なんて言えない)。

真面目(大嘘)。→←有能故に。

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