プロローグ ページ1
ガタガタと揺れる山道を黒塗りの車が走っていた
一目見ただけで高級だと分かるような車の中には
運転手と黒スーツの男
そして高校生かそこらの少女二人が座っていた
車の中はとても静かで少し重たい空気が流れている
「では、もう一度確認します
貴方達は審神者名、夏月さんとAさんで間違いはありませんね?」
「はい」
「はい、問題ありません」
「では、これから行く場所はご存知ですか?」
「はい、審神者名藍華様の本丸ですよね」
「そうです。そこで貴方達は半年間の見習いをしてもらいます」
「はい」
「そこの審神者様は少し癖の強い方なので頑張ってください。見習いの仕事はそこで聞いてください」
「えっ癖の強い方なんですか、、、、、?」
「はい、ですが貴方達なら大丈夫でしょう」
黒スーツの男がそう言うと少女はホッとしたように息をついた
もう1人の少女は姿勢を崩すこと無く静かに座っている
「あ、もうすぐ着きますよ。本丸の領域に入りますので良いと言うまで目を閉じていて下さい」
「分かりました」
そして数秒ほどすると山道でガタガタ揺れていた筈の車はなだらかに走るようになった
「もう目を開けていいですよ」
恐る恐る少女が目を開くと立派な門があった
「着いたので降りてください」
「はっはい」
少女はゆっくりと降りる
そしてこれからの見習い生活に思いを馳せるのだった
少し空気が重苦しいのは気の所為にして
________そんな少女をもう1人の、Aと呼ばれた少女は淡々と見つめていた
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ヌーマイト(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!無理せず頑張ってください!応援してます! (2020年4月29日 11時) (レス) id: 7595bbc07b (このIDを非表示/違反報告)
まと(プロフ) - とっても続き気になります!更新待ってます! (2019年8月10日 22時) (レス) id: 7e23e7f7cc (このIDを非表示/違反報告)
海翔 - 初コメ失礼します
展開が気になります
更新頑張って下さい (2019年6月25日 22時) (携帯から) (レス) id: ef997e66b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2018年8月29日 14時