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1. 消えた同級生 ページ4






"彼女とかいたんすか、よく知りませんけど" と意外なような恵らしいようなそんな質問に、つい口から味噌汁を吹き出しそうになった。




あぶないところだった。呪言師の口からわかめそのものとか洒落にならない。







「……わ、わかめ」






つい、おにぎりの具ではなく味噌汁の具が口をついて出た俺に、1年はキョトンと首を傾げ2年はにやりと口角を上げた。







「とぉーげー。お前にはいるもんなぁ?」


「え?誰ですか?!」


「1年のときよ、」


「おかか、おかか!!」







バーカ照れんなって。とかなんとかほざきながらにやにやとこちらを見てくる真希に、否定の意として"おかか!"と言えば、野薔薇ともう1人の1年である虎杖悠仁が眼をキラキラとさせながら詰めよってくる。







「え!?誰っすかどんな人ですか?!」


「確かに、高身長……ではないけど、頭良くて優しくて甲斐性あって、準一級呪術師だから将来的には高収入の可能性は十分ある……。語彙はおにぎりの具だけど、確かに好物件よね」





悠仁はともかくとして、なぜ野薔薇は選ぶ目線で話しているんだ。俺が好きになった人の話じゃなかったか。



妙にこの手の話題に食い付いてくる後輩2人を尻目にマイペースに卵焼きを食べている恵を睨む。






「……、すんません」


「しゃけ」







案外、恵もこの手の話題に興味があることは初めて知った。




けれど、怒りは続かないタイプなのであまり気にせず残りの味噌汁に口をつけると、チャイムの音がした。






「ヤバイヤバイヤバイ!」


「パンダァ!おまえなァ!」


「えっ、俺のせいなの?」







俺と恵は慌ててお盆を返しに行ったが、騒いでた他の奴らは朝礼に間に合うのだろうか。

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鹿毛(プロフ) - 林檎さん» 林檎さん、そう言って頂けて光栄です!別垢の方を中心に活動していたため、返信も投稿もかなり間があいてしまいました...。林檎さんパワーでまた投稿頑張ります!棘くんは原作ではおふざけ要員みたいなところがあるので難しいですが、温かい目で見守ってください(^^) (2020年12月23日 14時) (レス) id: 2c64977e89 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - めちゃくちゃ面白いです。とげくん視点のお話なんて見たことないし内容も面白かったです。続きお待ちしております。 (2020年11月17日 4時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
鹿毛(プロフ) - 雨村@超高校級の絶望さん» 雨村@超高校級の絶望さま、ありがとうございます!めっっちゃ嬉しいです!展開が遅い作品ですが、お付き合い頂けると嬉しいです(^^) (2020年9月25日 16時) (レス) id: 2c64977e89 (このIDを非表示/違反報告)
雨村@超高校級の絶望(プロフ) - わ、やば、めちゃくちゃ面白いです!!!応援してます!!更新頑張ってくださいれ! (2020年9月25日 11時) (レス) id: d3cbdf2262 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿毛 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年9月22日 21時

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