俺の可愛い○○○ジョ。6 ページ46
さとみ「母さん何ふざけてんだよ!?俺ころんとよく遊んでたじゃないか!!!」
さとママ「そっちこそ!!!あんた幼稚園の頃、ずっと1人だったじゃない……………」
さとみ「…………」
さとパパ「なんだ?どうしたんだ?」
さとママ「あなた、ころんって子知ってる?」
さとパパ「ころん?誰だそれ。」
さとママ「さとみと一緒に遊んでたんですって。」
さとパパ「そんなわけないだろ。俺お前が誰かと遊んでる姿なんて見たこともないし聞いたこともないぞ!?」
さとみ「はっ………」
あの後、俺がどんなに説明しても信じてはくれなかった。挙句、明日精神科に行くことになった。
医者「ああ、イマジナリーフレンドですね。」
三人「イマジナリーフレンド?」
医者「はい。イマジナリーフレンドとは、その人が孤独で辛い時、その孤独を紛らわせるために自分の頭で作り上げた空想の友達です。勿論空想なので、他の人には見えません。自分を励ましてくれたり、自分をバカにしたり虐める存在にもなります。」
イマジナリーフレンド。
俺は今までころん以外に友達ができたことない。友達のできない俺をころんは励ましてくれた。
ころんが人と関わりたくない理由。なーくんに誰と話していたのか聞かれたこと。これで全てが繋がった。
ころんは……俺の可愛いカノジョは………
さとみ「いないんだ………」ポロポロ
さとママ「さとみ………」
医者「では、薬渡しときますね。ちゃんと飲んでくださいよ。」
その日は薬を渡されて俺は家に帰った。
ころん「さとみくんおかえり!……あれ?なんか元気ないね。どうしたの?」
さとみ「…………大丈夫。」
ころん「無理しないでね。」
さとみ「ありがとう………」
俺は食後、医者に渡された薬を飲んだ。
さとみ「……………」ポロポロ
さとみ「…………」
次の日に目を覚ますと、ころんはいなかった。次の日も、そのまた次の日も、ころんは俺の家にいなかった。あの薬の効果だろう。
ころん『さとみくん!!』
さとみ「………ううっ………」ポロポロ
またあの可愛い笑顔が見たい。あの可愛い声が聞きたい。さとみくんさとみくんとこちらに寄ってくる姿を見たい。
さとみ「ううっ……あああ……」ポロポロ
ころん、俺、どうしたらいいの?
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飴利 - 僕の理性を…破壊するの…お得意なんですね… (8月10日 15時) (レス) @page19 id: bd79476487 (このIDを非表示/違反報告)
飴利 - かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい (8月10日 14時) (レス) @page17 id: bd79476487 (このIDを非表示/違反報告)
Rou - 俺の可愛い彼女泣きました(´;ω;`)すごくいい話でしたぁ(´;ω;`) (7月28日 10時) (レス) @page50 id: e81d0aeadd (このIDを非表示/違反報告)
へっ - 尊ぃ! (2022年7月4日 4時) (レス) @page5 id: ea466f205a (このIDを非表示/違反報告)
腐男子 - 尊い尊い尊い(キッモ( ´∀` ) (2022年2月10日 11時) (レス) @page10 id: 6f4c4ebf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまご | 作成日時:2021年5月14日 22時