八十六話 ページ12
一方その頃。
ポートマフィアの五大幹部、中原中也は。
「───〜〜♫」
それはもう楽しそうに鼻歌で熱唱していた。
好きなように愛用のバイクを飛ばし、輩に絡まれたら適度に殺さない様に投げ飛ばし。
太宰が見ればもうあることない事を吹き込み、遂に気が狂ったかと表現され、とんでもない収集のつかないことを周りに被害を振りまきながら吹聴し、尻拭いに此方が走り回らないといけない羽目になるが今は彼奴は確実に不在。中也のテンションはハイであった。
─────だが。そんなテンションもいつまでも続くわけがない。
「A、どうしてるンだろうな…」
自分と同じ家に住むようになった同居人がどうしても気になってしまうのが中原中也である。
(そー云えば彼奴、何が好きなんだろうな…)
何をしても喜ぶ彼女は此方からするととても嬉しいが、いい加減Aの好みが知りたくなりつつある中也。
同居人として、Aの親として(盛大に違うが)何も彼女の好みを知らないのは失格なのでは?と心の何処かで感じてしまう。
そんな事を少しでも漏らせば彼女は一生懸命好きなものを考えるのだろうけど。
「…買い物でもすっか」
存分に気晴らしをした幹部は買い物をするために近所のスーパーに寄ることにした。
89人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - いつも見てます!サカモトデイズ私も最近単行本全巻買ったので嬉しいです! (2023年1月19日 23時) (レス) @page19 id: 49b52224dc (このIDを非表示/違反報告)
たま猫715(プロフ) - ネギさん» あ!!コメントありがとうございます!返信遅くなって申し訳ございません!あの、今回の番外編読んでいただいたら分かるように設定の紙を無くしまして……ぼちぼち書いていきます泣 (2022年12月22日 15時) (レス) id: d970a0b61b (このIDを非表示/違反報告)
ネギ - 続きが気になります…!!お疲れさまです!! (2022年11月11日 17時) (レス) @page5 id: e9f0b119f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たま猫715 | 作成日時:2022年3月4日 23時