二話 ページ12
「うッし、着いた。
…なんで手前は一緒に入って来ンだよ！！」
よいしょー、と後ろの座席で寝ていた彼女を抱え、普通に、そう、至って普通にポートマフィアに入って行く太宰。
いやいやいや、可笑しいだろう。此奴はマフィアを裏切ったのにも関わらず、何をノコノコとマフィアの領地を踏んでいるのか。
「え？もしこの子が異能力者で、異能を暴走させたら困るでしょ？」
何云ってるの？というような顔で中也を見る太宰。ピキリ、と中也の顔に青筋がたった。
────
コツコツと運ばれていることに気付き、途中で目が覚めたA。
正直、悲鳴をあげそうになった。というか、身動きで目が覚めたのがバレた。
「あ、起きた」
綺麗なテノールが耳をくすぐる。
『？！』
びくぅっと身体が震えると、ぎゅ、と腕に力を込められる。
ウデニチカラヲコメラレル？
…どうやら、俵の様に担がれている…らしい。
「中也〜、起きたよー！！」
元気にそう云う彼は、包帯だらけ。
…つまり、誘拐か。黒帽子とのペアで誘拐…。
あーあ。やっぱり人生いい事なんて無いね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さち - 今一気読みしました！！中也さんに頭撫でて貰うシーンが凄くにやけちゃいました。更新頑張ってください！！ (2019年9月25日 20時) (
レス) id: 50e2c8124c (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 良いですね！其れは安心しました！元気なのが一番ですもんね！ (2019年5月30日 21時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
たま猫715(プロフ) - 麗華三日月さん» ありがとうございます…！私、結構体は丈夫なんですよ〜。やっぱり健康第一ですかね(笑) (2019年5月30日 9時) (レス) id: 1d5aed1ffe (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - はい！暑いとやる気が出ないですが、たま猫715さんの作品を読むと元気が出ます！無理しすぎないで下さいね。楽しみにしてます！ (2019年5月30日 7時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
たま猫715(プロフ) - 麗華三日月(セイレーン)さん» お久しぶりです！最近暑くなってきましたね！これからも頑張って更新しますね！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 1d5aed1ffe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たま猫715 | 作成日時：2019年4月19日 16時
