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実践のために悲鳴嶼さんのところに戻ってきて丸太を持ち上げようとする
集中、集中
怒りを思い出せ…!!
そういえば、先祖もそんなこと言っていたっけか
私が1番怒ったときっていつだろう
遊郭の時だっただろうか
『ぬうううううううう』
思い出せ
あの感情を
『うああああああ!!』
全くビクともしなかった丸太1本をなんとか持ち上げる
『…!!
ア、おもっ、ぐへっ』
持てた感動に集中力が切れて丸太を落とす
でも、持てた
『よし、もう一度』
.
.
丸太1本を持ち上げるのに慣れてから色々な柱と手合わせした
主に実弥のところへ通いつめた
大嫌いって言ったことは謝った
不死川｢ほんとちょこまかうぜぇな｣
『それだけが取り柄なの』
不死川｢まぁ、俺には適わねぇけどな｣
『さすがにねー…』
ついさっき私の使っていた木刀が実弥によってぶっ壊れたところだった
不死川｢つーかよ、お前純粋に力が上がったかァ？
剣が重くなった｣
『うん、ちょっとコツ掴んでさ
悲鳴嶼のところの丸太1本持ち上げられるようになったからね…』
不死川｢…あのぶっといやつか｣
『うん』
不死川｢頑張ったな｣
『えへへ、ありがとう』
くしゃくしゃ、と頭を撫でられる
最近特に思う
こんな平和はいつまで続くんだろう、って
鬼が出なくなってもう長い
きっと全面戦争はそこまで来ている
『ねぇ』
不死川｢なんだ｣
私たちは生きて勝利を掴むことが出来るのだろうか
…なんて
命を懸けるのが当たり前なのに
"死にたくない"
って思っちゃうんだ
ﾎﾟｽｯ
となりの肩に頭を乗せる
不死川｢…｣
甘えたかっただけ
温かさを感じたかっただけ
ちょっとでも幸せを感じたかっただけ
貴方の心臓の音に耳を傾けていたいだけ
死なないために、勝つためにここまで稽古しているのに変なの
寿命は限られているけれどまだ8年はある
でも対して君は??
もし痣を出して生き残ったとしても2年くらいしか生きられない
出すから怖い
不死川｢なに世界の終わりみてぇな顔してんだよ｣
『え』
不死川｢何を思ってるか知らねぇけど、気負う必要はねぇよ
あんま考えすぎんな、使えない脳みそ使う方が無駄だ｣
『使えないって言わないでよ、悲しいじゃん
…でも、ありがと』
ちょっと楽になったかも
不死川｢おはぎ食うか｣
『食べる』
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kkijiq(プロフ) - 最高です。 (2020年3月24日 21時) (
レス) id: 21c3761e82 (このIDを非表示/違反報告)
たまきゆら(プロフ) - 蒼斗@私立受験間近さん» ホントですね!?!?!?!?やってしまった、ありがとうございます！ (2020年1月13日 12時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗@私立受験間近 - 127話のところ、「八重桜」じゃなくて、「八重霞」ですよ！！ 更新頑張ってください^^ (2020年1月13日 12時) (レス) id: 93e55abd52 (このIDを非表示/違反報告)
たまきゆら(プロフ) - コアさん» あけましておめでとうございます！どっちも頑張ります！ (2020年1月5日 15時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
コア - 明けましておめでとうございます!小説楽しみにしていますが、受験勉強の方も、頑張って下さい!! (2020年1月5日 10時) (レス) id: 0731151586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまきゆら | 作成日時：2019年11月17日 0時
