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こういう時、情報を集めるために1番聞いた方が良い人というのは





『…すみません、旦那さん、ちょっといいですか?』




この店を切り盛りしている人間だ




旦那「俺は忙しいんだ、話しかけないでくれ」




あー、やっぱり相手にして貰えないか…

っまぁ最初からそうだと思っていたけれど

私は今一人でいる旦那さんを狙ったんだ
小刀を用意していた




旦那「ヒィッ」





首元に触れるか触れないかスレスレのところに小刀を置く

所謂脅しってやつだ


『もう一度聞きます、ちょっといいですか?』


旦那「…っ」


『無言は肯定と見なします
雛鶴さんはどうされました?
問返すことは許しません』


旦那「…っ、雛鶴は病気になって切見世へ…」


『そうですか、では次に、怪しいのは誰ですか?
心当たりのある方を教えてください』


旦那「……」


『私は無闇に殺られる人間を救いに来ました
信用してください、絶対根源はなくします』


旦那「…蕨姫という花魁だ、日の当たらない北側の部屋にいる…!」


『そうですか、ありがとうございます』




するとドォォォンという音が聞こえた




旦那「…また蕨姫花魁か…!」


『…!』









旦那「蕨姫花魁…!
この通りだ、頼む!!
勘弁してやってくれ
もうすぐ店の時間だ、客が来る…!
俺がきつく叱っておくからどうか今は…
どうか俺の顔を立ててくれ…」




あの、きれいな女性が蕨姫花魁か…!





蕨姫「旦那さん、顔を上げておくれ
私の方こそご免なさいね
最近ちょいと癪に障ることが多くって
入ってきたばかりの子に辛く当たりすぎたね、手当してやって頂戴
仕度するからさっさと片付けな」




…この人…いや人じゃない、鬼な気がする…!




旦那「人を呼べ!!早く片付けろ
蕨姫花魁の気に触ることをするんじゃねぇ!!」




ってかあそこに倒れてんの善逸じゃない…??
吹っ飛ばされたんか?




旦那「おい、そこ突っ立ってねぇで片付けろ!」


『は、はい』





きっとあれは鬼だとして今善逸を助けに行くのは愚策だろう
さっき喋っていた声は嘲笑が入っていた

鬼殺隊だってバレている可能性がある

今日のことを伝えるためにも今は離れておくしかない




ごめん、善逸

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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たまきゆら(プロフ) - みぃさん» そ、そんな、ほ、褒めても何も出ませんよ!照れるじゃないですか!期待に応えられるように頑張ります、ありがとうございます! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて1から全部読んできました!とても楽しく読んでいます!不死川さん推しなのでまじで嬉しいです!(土下座)無理せず更新頑張って下さい! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 55587a9e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月13日 0時

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