検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:126,140 hit

111 ページ24

弐ノ型は一定のリズムであったら剣をほぼ無限に振り続けられる

一定のリズムを早くしろ

全部全部斬ってしまえ




堕姫「アンタ、なんで動けるの
お兄ちゃんの毒にやられてたじゃない」


『なんでだろうね、そこだけはわからない』


堕姫「それにさっきより動けてるじゃない、なんでよ」


『さぁ…なんでかわからないけどすっごく体の調子が良くて』


堕姫「さっきの不細工たち2人でも苦戦してたのに1人で捌けるなんて…!!
アンタを舐めてたわ」


『しょうがないね、私弱かったから』


堕姫「なんで、過去形なのよ」


『今強くなったからに決まってるでしょう?』


堕姫「あぁ、ほんとむかつく」


『それはどうも』




だって




『今死ぬわけにはいかないんだよ…!!』




でもさすがに頸まで斬るのは難しいだろうか?

一瞬でも隙ができれば平気か

向こうの様子なんて見てられない、気にしてられない




堕姫「なによ、やっぱり毒きいてるんじゃない
肌がただれているわよ」


『いくらでもただれればいいよ、それであなた達が倒せるのならね』


堕姫「倒せるわけないじゃない、皆動きが鈍くなってきているんだから」


『結構な長期戦になってきているからね、まぁでももうそろそろじゃないかな』


堕姫「なにがよ」


宇髄「譜面が完成したぞ!」


『あなたたちの終わりの時刻がね』




譜面が出来上がるのは時間がかかる

だけど、これが完成したのならば、負けるはずがない

もうすぐ頸を落とすだろう




堕姫「お兄ちゃん…!!」




今だ、隙ができた




『響の呼吸、拾ノ型、小夜曲(セレナーデ)


堕姫「…!!」




斬り落とした頸の隣にはもう1つの頸が斬り落とされていて
2つの顔は向き合っていた

それを確認するように屋根の上から地面の上に降りた




あぁ、戦いが終わるんだ




父上の姿は毒にこそ蝕まれているものの五体満足でいてくれていた




あぁ、よかった




…あれ??なんか父上言っている?




ダメだ、もう何も聞こえない




そういえばポケットに入れてる簪って無事かな?




糸が切れたように体は重力に従って地に落ちていった

112→←110



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

たまきゆら(プロフ) - みぃさん» そ、そんな、ほ、褒めても何も出ませんよ!照れるじゃないですか!期待に応えられるように頑張ります、ありがとうございます! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて1から全部読んできました!とても楽しく読んでいます!不死川さん推しなのでまじで嬉しいです!(土下座)無理せず更新頑張って下さい! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 55587a9e76 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。