か な で ろ 肆【鬼滅の刃】【不死川実弥】

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｢もう、奏者なら大丈夫だろう
だが頑張りすぎにだけは気をつけてくれ…

奏の呼吸は型の数字が大きくなれば大きくなるほど効果が大きくなる

仲間は4人か…
伍ノ型だと毒に耐性がつくだろう(・・・・・・・・・・)
でも効かなくなるわけじゃない(・・・・・・・・・・・・)｣








.









.

宇髄side









妓夫太郎｢そうだなあ、もう1人はもうほっておけば死ぬだろう｣




柱のもう1人…間違いねぇAのことだ




堕姫｢さすがお兄ちゃん!!｣


宇髄｢…!?A…！｣




急いで名前の姿を探し、近くまで行くとAが口を開いた




『2体の鬼は、共に、頸が、斬られている、状態、じゃない、と、死なない
男の、方の、鎌には、当たらない、方が、いい、猛毒、だから』




途切れ途切れのもう話すことも辛そうな顔と声だった




宇髄｢こんな時まで現状報告かよ、おい｣




死にそうなのに、遺言の1つもねぇ




『だって、私は、まだ、死なない、から……………』




そう言って目を閉じていくA

おい、ふざけんな




宇髄｢死なないって言っておきながら目ぇ閉じてんじゃねぇよ!!!!
おい、A!!A…!!｣




Aはピクリともしなくなった




…でもまだ息はある




くそ、俺は継子(むすめ)1人守れねぇのかよ…!!




俺は、煉獄のようにはなれねぇ




ごめんな、俺がもう少し早く着けばこんなことにならなかったかもしれないのに




悔しい

苦しい

辛い

悲しい

許せない

救いたい

殺したい

話したい









宇髄｢…知ってる、彼氏って不死川なんだろ

ほんと、父親とほとんど同じ年齢のやつと付き合うとか俺が派手に複雑なんだけどよぉ…｣









不死川(あいつ)がお前が死ぬこと許すわけねぇだろ

だから、頼む




宇髄｢生きていてくれ…!!｣




それを言い放ち、敵と向かい合った

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