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『"(かなで)"の呼吸弐ノ型、二重奏(デュオ)









あぁ、なんとなくわかった

私が"こんなもん"だったのが

先祖があの時自分が"(そう)"柱だったと言ったことに




炭治郎(なんでだろう、いきなり力が湧いてきたような…でもそんなこと考えてる暇なんてない)


炭治郎「失われた命は回帰しない
二度と戻らない
生身の者は鬼のようにはいかない
なぜ奪う?
なぜ命を踏みつけにする?」


堕姫(この言葉、どこかで聞いた
誰?知らない)


炭治郎「どうしてわからない?」


堕姫(これはアタシじゃない
アタシの記憶じゃない
細胞だ、無惨様の細胞の記憶)


炭治郎「人間だっただろう、お前も
かつては痛みや苦しみに踞いて涙を流していたはずだ」


堕姫「ごちゃごちゃごちゃごちゃ五月蝿いわね
昔のことなんか覚えちゃいないわ
アタシは今鬼なんだから関係ないわよ
鬼は老いない、食うために金も必要ない、病気にならない、死なない、何も失わない
そして美しく強い鬼は何をしてもいいのよ…!!」


炭治郎「わかった、もういい」


『うるさい、黙れ、人を殺す者は許さない』


炭治郎「A…?」


『仲間を鼓舞せよ
仲間を信頼せよ
仲間を守備せよ

仲間に"かなでろ"』


堕姫(こっちの言葉も聞いたことがある…!
私の記憶じゃない、これも、無惨様の…!!)


『絶対に、滅殺してやる……!!』


堕姫「…!
血鬼術、八重帯斬り」




動きが遅い

なんだ、こんなもんだったんだ

帯を回収してもそんなものか




炭治郎「ヒノカミ神楽、灼骨炎陽」


『響の呼吸、弐ノ型、輪舞曲(ロンド)


堕姫(斬撃を受けたとこ焼けるように痛い
上手く再生できない
このガキ(炭治郎)の傷も深いはずなのに
こんな激しい動きをしたらそこから体が裂けるわよ、普通
そもそも何で私の帯が斬られるの?
硬度も上がってるのよ?
指先が震える
これは私?無惨様?)


『響の呼吸、肆ノ型、奏鳴曲(ソナタ)


堕姫「…!!」

102→←100話記念の番外編



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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たまきゆら(プロフ) - みぃさん» そ、そんな、ほ、褒めても何も出ませんよ!照れるじゃないですか!期待に応えられるように頑張ります、ありがとうございます! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて1から全部読んできました!とても楽しく読んでいます!不死川さん推しなのでまじで嬉しいです!(土下座)無理せず更新頑張って下さい! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 55587a9e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月13日 0時

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