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『炭治郎!!炭治郎はそっちの女の鬼を頼んだ!!
こいつらはきっと、一緒に頸が斬られた状態じゃないと死なない…!』


妓夫太郎「話してる余裕あるのかあ?」


『…っ!』




女の鬼より断然早いし強い
いつもならとっくのとうにやられていたかもしれない




『響の呼吸、壱ノ型、前奏曲(プレリュード)




でも、今、やられていない




『響の呼吸、参ノ型、円舞曲(ワルツ)




奏の呼吸を使ってから自分の能力が上がった気がする




『響の呼吸、陸ノ型、狂詩曲(ラプソディ)




炭治郎もまともに戦えてる、早く頸を斬らないと…!




炭治郎「ゴホッゴホゴホッゴッホ」


『…!』




やばい、炭治郎が




『ぐっ…』


妓夫太郎「よそ見するなんてずいぶん余裕なんだなあ」




まともに攻撃をくらった、傷が少し深いか…!
それよりも、炭治郎が…!


…あれは




『禰豆子ちゃん…!』




そうか、炭治郎には禰豆子ちゃんがいる、平気だ
それよりも私は目の前の敵……




『っ…』




体が痺れてきた、これは毒か?




妓夫太郎「俺の血鎌には猛毒があるんだ
効いてきたなぁ?
まぁまだ死んでないだけお前はすごいなあ」




膝が崩れ落ちた、もうダメかもしれない




ごめんなさい、父上…

しのぶさん…

蜜璃さん…

煉獄さん…




実弥さん……




薄くなり始めた意識の中で、禰豆子ちゃんが派手に鬼化がしているのが見える

あぁ、止めてあげなくちゃ

ごめんね…ごめんね………









宇髄「おいこれ、竈門禰豆子じゃねーか
派手に鬼化が進んでやがる」




あぁ、父上が到着したか…よかった、もう、大丈夫……




宇髄「御館様の前で大見栄切ってたのになんだこのていたらくは
妹をどうにかしろ、ぐずりだすような馬鹿ガキは戦いの場にいらねぇ
地味に子守唄でも歌ってやれ」


堕姫「柱ね、そっちから来たの、手間が省けた」


妓夫太郎「そうだなあ、もう1人はもうほっておけば死ぬだろう」


堕姫「さすがお兄ちゃん!!」


宇髄「…!?A…!」




あぁ、近くまで来てくれた

最後の力を振り絞って伝えなければ…




『2体の鬼は、共に、頸が、斬られている、状態、じゃない、と、死なない
男の、方の、鎌には、当たらない、方が、いい、猛毒、だから』


宇髄「こんな時まで現状報告かよ、おい」


『だって、私は、まだ、死なない、から……………』




あぁ、目が閉じていく

肩を揺さぶられ、遠くで父上の声が聞こえる………

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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たまきゆら(プロフ) - みぃさん» そ、そんな、ほ、褒めても何も出ませんよ!照れるじゃないですか!期待に応えられるように頑張ります、ありがとうございます! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて1から全部読んできました!とても楽しく読んでいます!不死川さん推しなのでまじで嬉しいです!(土下座)無理せず更新頑張って下さい! (2019年11月13日 14時) (レス) id: 55587a9e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月13日 0時

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