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『あれ、炭治郎もう動いて平気なの?』
炭治郎「うん、明日から任務に戻るんだ!!
煉獄さんって人と俺ら3人で任務へ行くらしいんだ」
『え、煉獄さん??』
善逸「あああああAちゃああああん!結婚してください!!」
『ごめんなさい』
頭を下げて丁重にお断りする
善逸「なんでええええええ」
『それよりも明日から任務なんだって?』
善逸「そーなんだよおおお、俺弱いから今度こそ死ぬよ!?死んじゃうよ!?!?」
『大丈夫だよ、善逸は前より強くなったんでしょ?』
善逸「それでも弱いから言ってるんだよぉぉおおお」
伊之助「あれ、ひんばすAじゃねぇか」
『ひんばすって誰だ』
伊之助「勝負しようぜ!」
『明日から任務なんでしょ?今日はゆっくりしてな??
任務から帰ってきたらやってあげるよ』
伊之助「ちっ…しゃーねぇな」
炭治郎「それで、煉獄さんってどんな人なんだ?」
『煉獄さんはね…すごく、いい人だよ
面倒見がいいし、かっこいい人』
.
『じゃ、頑張ってね』
.
翌々日の朝、煉獄さんの訃報を聞いた
一人でいるのがいてもたってもいられなくって
『実弥さっ…』
わんわん子供のように泣きわめく私を実弥さんは優しく私を包み込んでくれて泣き止むまでずっとそのままでいてくれた
不死川「悪い鬼共は俺たちで殲滅してやるぞ」
『はいっ…』
"また訓練しよう"
煉獄さんとの約束は遂に果たされることはなかった
父上以外で初めて稽古をつけてくれた人で
よく褒めては頭を撫でてくれた
きっと兄というのはこういうのだったのだろうか
.
炭治郎「Aの言う通り煉獄さんはとてもかっこいい人だった
俺たちを守りきってくれた…」
善逸「あんなに鍛えあげられた人でも上弦の鬼には負けちゃうだなんて、俺たちじゃどうしようもないじゃん…」
伊之助「…強くなるしかねぇんだよ」
炭治郎「そうだ、A」
『なに?』
炭治郎「煉獄さんから遺言を預かってるんだ」
『…!!』
炭治郎「不死川をよろしく頼む、って」
『えっ…』
私と実弥さんの関係はしのぶさんと蜜璃さんにしか言っていなかったのに
『煉獄さんには、バレてたんだ…』
こりゃ父上にバレるのも時間の問題だろうか
善逸「え…??どういうこと…??Aちゃんは俺のじゃないの?」
『ごめんね…私、相手いるんだ…』
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心裕(プロフ) - 毎回更新楽しみにしています!何ので続けて欲しいです! (2019年11月8日 20時) (レス) id: f4990c4ae0 (このIDを非表示/違反報告)
みかんのかわ(プロフ) - 更新は続けて欲しいです!とても素敵な作品なので楽しみにしてます! (2019年11月8日 18時) (レス) id: bd0b20647b (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 更新続けて欲しいです!この小説大好きなので!私はあまり被ってるのとか気にしないです。 (2019年11月8日 17時) (レス) id: 50f2a93112 (このIDを非表示/違反報告)
たまきゆら(プロフ) - 冷月さん» わー!!嬉しいです!これからも頑張ります! (2019年11月7日 12時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
冷月 - わー!!この話すっごく好きです!これからも頑張ってください! (2019年11月7日 6時) (レス) id: 0628a6c5b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月5日 0時