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No side









胡蝶「あら、不死川さんじゃないですか」


不死川「んだよ、胡蝶かよォ」




夜、任務を行っている2人はばったり出会った




胡蝶「また自分を切って鬼を倒したんですか?
傷の手当…はいらないんでしたね」


不死川「…いや」


胡蝶「え、手当させてくれるんですか!?」




不死川は無言で首を縦に振った




胡蝶「驚きました、どういう気持ちの変化ですか?」


不死川「傷跡増えたってうるせぇやつがいるからよォ…」


胡蝶「…Aさんのことですか?」


不死川「…!
なんで、テメェ」


胡蝶「Aさんから聞かれたんです
唇と唇を合わせる行為の意味はなんですか、って」


不死川「…はァ?」


胡蝶「Aさん、接吻も知らなかったんですからね?
おかげで誰にされたかなんてすぐ答えてくれましたけど
もちろん意味等はお話してあげましたが、Aさん、それだけ純粋な子なんですから気をつけてくださいね?」




傷の手当をしながら真顔で淡々と言う胡蝶に若干恐怖を抱いた不死川

っていうか気をつけろってなんだよ、とか思う




不死川「とりあえずテメェにはバレてるってことか」


胡蝶「はい、ついでに甘露寺さんにも」


不死川「はァ!?」


胡蝶「大丈夫ですよ、誰にも言うなって釘さしておきましたから」


不死川「…」


胡蝶「宇髄さんにバレたら半殺しかもしれませんね?」




ここで不死川は1つ疑問に思った

じゃあなぜ響波は俺の前から逃げ出したのか
接吻の意味もわからないのに逃げる意味とはなんなのか

でも胡蝶がそこまで知ってるとは限らない

だから反応とか聞いた方がいいのでは?
意味を知ってあいつはどう思った?




不死川「…それで、あいつ、なんか言ってたかァ?」


胡蝶「接吻が嫌だったとかなんだとかってことですか?
すみませんが、これ以上は私言えませんよ?
詳しい状況とかは聞かなかったので」


不死川「そーかよォ」


胡蝶「はい、手当は終わりです」


不死川「ありがとよォ、色々」


胡蝶「ほんとですよ
とりあえず私はもう何も言えることがないのであとはご自分で頑張ってください」


不死川「あぁ」

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心裕(プロフ) - 毎回更新楽しみにしています!何ので続けて欲しいです! (2019年11月8日 20時) (レス) id: f4990c4ae0 (このIDを非表示/違反報告)
みかんのかわ(プロフ) - 更新は続けて欲しいです!とても素敵な作品なので楽しみにしてます! (2019年11月8日 18時) (レス) id: bd0b20647b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新続けて欲しいです!この小説大好きなので!私はあまり被ってるのとか気にしないです。 (2019年11月8日 17時) (レス) id: 50f2a93112 (このIDを非表示/違反報告)
たまきゆら(プロフ) - 冷月さん» わー!!嬉しいです!これからも頑張ります! (2019年11月7日 12時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
冷月 - わー!!この話すっごく好きです!これからも頑張ってください! (2019年11月7日 6時) (レス) id: 0628a6c5b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月5日 0時

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