か な で ろ【鬼滅の刃】

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何事かと気になった





怖かった




変な音がする




聞いたことのないようなグチャという音が聞こえた




正体のわからない音に恐怖を感じた




それでも見に行った




両親の部屋に着いた




むせ返るような鉄のにおいが鼻にツンときた




視界に飛び込んできたのは真っ赤に染った部屋の床と両親の体を食べている奇怪な生き物だった




化け物と目が合った




｢若い女の子がいたのか
こっちの方が美味しそうだなぁ｣









直感的に逃げろと脳が指令を出した

でも足は動かなかった




『誰か!!誰か助けて!!』




思いっきり叫んだ




はずなのに




恐怖からか声は出ていなかった




化け物は私に近かづくばかりだった




あぁ、私、死ぬんだな




まだまともに生きれてないのに




つまんない人生だったな









死ぬ覚悟を決めた





腰は抜けて立てなかった

目をつぶった








ドォォン









何かが爆発するような音がした

目を開けると大きい人がいた









『…!?』








突然のことや恐怖で驚いても声は出なかった









〇〇｢地味なやつだな｣




前にいる巨体は声をこぼした




巨体はこっちに振り返ってしゃがんだ




〇〇｢おい、怪我はねぇか｣

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