016 ページ17
元々は既に滅びかけている忍者の、次世代の頭領として育てられていたこと
しかしながら、そのために父親から課される凄惨極まる訓練の中で、九人の兄妹の内七人を失ってしまったこと
共に生き残った弟が父親の生き写しとなっていったこと
命を消耗品として扱う忍の在り方に疑問を覚えたこと
そして、三人のくノ一…つまり嫁と共に抜け忍となる道を選び、鬼殺隊に身を寄せたこと
命を消耗品のように扱うことは許せないが、戦いの場に身を置き続けてしまっていること
そんな矛盾や葛藤を持った自分達の生き方を鬼殺隊当主、産屋敷耀哉という人物が肯定してくれたこと
その方を御館様と呼んでおり、心底からの敬意と共に忠誠を誓っていること
ゆっくりゆっくり父上は言葉を紡いだ
宇髄「あのお方の言葉には、なぜか心が動かされる
そういう力を持っているお方なんだ」
そのように話す父上の目は、本当に御館様という人物が好きなんだな、と感じられた
『父上も、似たような境遇だったんですね』
宇髄「まぁ、そうだな
だからだろうな、救いたいって思ったんだよ
あぁーなんか、込み入った話したな、地味だな、すまんな」
『謝る必要なんて、ない!!』
宇髄「…!…そうか」
『父上』
宇髄「ん?」
『私は父上に忠誠を誓いますよ』
宇髄「……派手に嬉しいこと言うなよ、照れるだろ」
父上は私の頭を撫でた
『あの、父上、いつも化粧をするのはなんでですか』
宇髄「お前ほんと面白いやつだな、空気ぶち壊しに来たんか」
雛鶴「最近、2人でよく大笑いするようになったね」
須磨「天元様も最近嬉しそうでこっちも嬉しくなるわ」
まきを「ホント、家族らしくなってきた?かな?」
270人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たまきゆら(プロフ) - ryuu:aikaさん» ご指摘ありがとうございます!すぐに修正致しました!! (2020年6月16日 2時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
ryuu:aika - す、すいません…あの…030(ページ32)のところで雛鶴さんが「雛鶴泣きすぎ」と言っているようなんですが、ここは「須磨、泣きすぎ」と言うはずじゃ……勘違いでしょうか… (2020年6月16日 1時) (レス) id: 34e5e3f3ce (このIDを非表示/違反報告)
たまきゆら(プロフ) - まーたんさん» 直しきったと思ってたのですがまだありましたか…!!探します、ありがとうございます! (2019年12月18日 14時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
まーたん(プロフ) - 響の呼吸!よきです!!たまに響の呼吸が音の呼吸になってます(´・・`)とても面白いので続けて読ませて頂きますねっ♪ワクワク (2019年12月17日 21時) (レス) id: 8c8759d492 (このIDを非表示/違反報告)
たまきゆら(プロフ) - 鬼滅の氷華さん» あ、いえ、責められただなんて思っていません!誤解を与える言い方をしてしまい申し訳ございません (2019年10月31日 11時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年10月18日 4時