第17話 ページ19
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『不細工な顔してどうしたんですか?』
「いや急に毒吐いてきたね?何とか自我保てたよ」
『...……人間は口から毒を吐けるんですか』
「いや、違うよ…」
頭を抱えて両手で顔を隠す先生。
どうしたんだろう。
よく見てみると、先生の耳が真っ赤だった。
可愛らしいところもあるらしい。
「……ウン…僕も好き…」
『そうですか。私も好きです。』
「真顔は草生えるんだよね………」
やっと、手に入ったよ…とベッドに顔面を埋める先生。手に入るも何も、私は物じゃないけれど。
『先生、』
「…違うでしょA、もう呼んでくれないの」
『……意地悪ですね。』
「意地悪上等だってね。ほら呼んでよ」
悟、と呼べば凄く嬉しそうな顔をする先生。
可愛らしい。
「………で、お前ら隠れてないで出ておいで」
『え』
「「「「「「「あっ」」」」」」」
虎杖くんや伏黒くん、野薔薇ちゃんや先輩たちがぞろぞろとやって来た。
ニヤニヤしていて、こちらが少し恥ずかしい。
するといきなり先生が私と肩を組み、大声で言った。
「ま、てことでこの子僕の女なんで、手出したら怒っちゃうからネ!つーことで解散!お疲れサマンサ!」
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作者名:環 | 作成日時:2021年1月23日 21時