家出娘の親戚はYouTuber。【東海オンエア】

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...なんだこいつは。

私の名前を知ってる...。

どこかで会った？それとも今のほんのすこしの時間で特定した...?

こういう時にはどうすればいいのだろうか。違うっていうのか...?

でも、ここはそうだと言ってみる。

「はい、そうですけど...どこかでお会いしましたか...?」

？「やっぱり！小柳津徹也って言うんだけど...。

親戚だよね？一回親戚全員集まったときに挨拶したと思うんだけど...」

「えっと...」

確かに親戚が全員集まったときのことははっきり覚えている。

多分私が小3くらいだろう。

あまり興味がなかったから覚えてなかったけど名字は覚えていた。

多分、(この人名字すごいなぁ)って思った記憶がある。

「確かに一回お会いしたことあると思います。名字覚えてますし。」

て「そうだよね！..えっと、たまたま見かけたから話しかけてみたんだけど、

今高校生くらいだよね？今8時くらいだけど何してたのかなーって。

大荷物持ってたみたいだし...」

「家出をしたんです。私家族に嫌われてるので今日家を出てきました。」

て「えっ本当に？」

「はい。でも友達の家にも泊まらせてくれなかったので公園で寝泊まりしようかと。」

て「それ危険じゃない？まだ未成年の女子が公園で寝てたらやばいでしょ...。

俺の家泊めようか？」

信じて良いのだろうか。こんなひさびさに会った人に。

そもそも顔を覚えていないのだから名前で騙ってる可能性もある。

でも、今日はそれしかないと思った。

公園で過ごすよりは誰かの家に泊めてもらう方がいい。

「えっと...ではお言葉に甘えます。」

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