5日目 ページ14
殺したくないのに...
勝手に足が...
武器のある自分の部屋に進む…
止められない…
自分じゃ止められない。
自分の思ってること違うように体が動く。
まるで誰かに操られているみたいだ。
私は武器のある自分の部屋に着くと
ナイフを取った。
(怖い。怖くてたまらない…。)
私の足はある人物の元へ向かっていった。
う「A。」
A「さっきぶりだね。」
う「俺を殺しに来たのか？」
A「そうだよ。」
(違う違う！渉を殺したくない！やめて！)
私がそう願っても制御は効かなかった。
気づいた時には私のナイフが
渉の腹部に刺さっていた。
(嘘…。)
う「A。お前はこのゲームに勝つ。」
A「えっ？」
う「毎回勝って…いる…。」
毎回ってどういうこと？
う「お前が死な…ないと…ゲームは終わらない…」
私が死ぬ？それでこのゲームが終わる？
意味がわからない。
う「このゲームは…俺らが作ったゲームだ…」
嘘…。嘘だ。
A「嘘つくな！」
う「嘘…じゃな！！」
私は渉の心臓を刺した。
すると自我が戻ってくる。
私はその場にへたり込んだ。
殺してしまった…。
大好きな渉を…。
私は操られるように歩き出した。
罪悪感が私の心を塗りつぶしていく。
死んでしまいたい。
消えてしまいたい。
そう思っていると志麻に出くわした。
し「あぁ。渉を殺したのか。」
A「なんで知ってるの？」
し「あいつの言う通りだ。」
A「あいつ？」
し「このゲームは実際には死なない。」
実際には死なない？じゃあ翔太たちも…。
し「俺たちは何回もこのゲームを繰り返している。」
A「繰り返す？何故？」
し「筋書きが変わらないからだよ。」
運命に抗うことができない…。
そういうことか。
し「何回このゲームをしてもお前が勝つ。」
A「じゃあ今すぐそれを試せば？」
し「あぁ。でもここで優が来る。それで俺は死ぬ。」
A「避ければいいんじゃない？」
し「無理だ。お前が渉を殺したから。筋書き通りだ。」
A「待って。翔太君たちを殺したのは？」
し「俺らだよ。」
A「は？」
し「俺と渉と…(グサッ)」
いきなり志麻の背後から優が現れ、
志麻を刺した。
し「ほらな…筋書き通りだ。」
さ「渉が殺したなんてありえない。」
し「よく聞け優…Aを殺せ。」
さ「ふざけんな！Aは何もしてない！」
優は志麻を殺した。
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拓巳 - 。さん教えてくださりありがとうございます！見落としていました。以後気をつけます。本当にありがとうございました。 (2019年11月4日 21時) (
レス) id: 2bd75acdd8 (このIDを非表示/違反報告)
。 - ルールを守ってもらえないなら違反報告する事になります…。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい…。 (2019年11月4日 21時) (レス) id: 92f753af6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：拓巳 | 作成日時：2019年11月4日 21時
