4日目 ページ12
せ「前のゲームで翔太のジャージだけが見つかったやん。」
そうだ。翔太のジャージだけ見つかったんだ。
真冬は翔太の服は赤いジャージだと言った。
ならば、前に着ていたジャージが残っていないはずだと千羅は考えたんだ。
(天才じゃん…)
A「なるほど…じゃあ犯人は翔太君…」
し「待って、渉は誰か見たの？」
ソファに隠れてたんでしょ？
志麻はそう言って渉の方を見た。
う「俺が見たのは彼方先輩が倒れた後だから…」
渉はその後の話を続けなかった。
きっと誰も見ていないんだろう。
し「じゃあ犯人は翔太で決定だな。」
さ「翔太はなんで彼方先輩を刺したの?」
し「そんなの今考えている暇はないだろ。」
志麻は冷たく言い放つと広場に戻っていった。
さ「翔太が人を刺すなんて…」
A「大丈夫。大丈夫だから。」
私はかける言葉も見つからず、
ただ優の背中をさすりながら広場に戻るだけだった。
し「犯人の名前をマイクに言うんよな。」
A「そうだね。」
し「俺言うよ。あの答えでいいんでしょ？」
皆んなは黙って頷く。
さ「間違えたら誰か死ぬんでしょ？」
A「信じるしかないよ…。」
皆んなは志麻に視線をやった。
志麻は深く深呼吸をしてマイクに向かった。
し「あー。彼方先輩を刺したのは天宮翔太。です」
(お願い。誰も死なないで…)
『…。ざんねーん！不正解でーす』
さ「う…そ…だ…」
『間違えたので、1人犠牲者が出まーす』
そうスピーカーが告げると首のモーターが鳴った。
それと同時に悲鳴が上がった。
ま「たす…けて…！！」
A「真冬くん！」
真冬君は苦しそうにこちらを見ている。
きっと真冬君のモーターだ。
私は考えるよりも早く真冬君のそばに行こうとした…
が、他の皆んなが倒れていることに気づいた。
A「嘘…犠牲者は1人じゃないの…？」
そう呟くと私は突然の睡魔に襲われ、
そのまま眠りについてしまった。
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作者から
更新遅れてごめんなさい！
これから更新ペースアップします！
もう少し崩れる日常にお付き合いください！
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拓巳 - 。さん教えてくださりありがとうございます！見落としていました。以後気をつけます。本当にありがとうございました。 (2019年11月4日 21時) (
レス) id: 2bd75acdd8 (このIDを非表示/違反報告)
。 - ルールを守ってもらえないなら違反報告する事になります…。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい…。 (2019年11月4日 21時) (レス) id: 92f753af6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：拓巳 | 作成日時：2019年11月4日 21時
