ユメのカケラ2

Happywedding ページ42

Mizukiside

新婦さん入りまーす

スタッフの方の声が聞こえる。

ウエディングドレス姿のA、どんな感じかな……



｢瑞輝｣

『うわぁぁ……』

真っ白なドレスに包まれた世界で1番綺麗なAがニコって微笑む。


結婚を発表した年のオフに、僕達は結婚式を挙げた。

『A、綺麗だよ』

｢瑞輝こそ、タキシード似合ってる。｣


『いよいよだね。』

｢22歳で結婚は想像してなかったな笑｣

『もう試験とかは色々落ち着いたからね笑』

｢楽しみだな｣

『堀A。』


またニコって微笑むAは、やっぱり世界で1番綺麗だ。



扉が開き、拍手の中、真ん中の道を歩く。


近藤さん、優心さん、遥輝さん、剛さん。

亮さんに直さん、拳士さん。そして卓さん。

他にもファイターズの選手、コーチの皆さん。



Aの家族、幼なじみのかなちゃん。


たくさんの人が僕達の結婚を祝ってくれている。


新郎、堀瑞輝。
あなたはここにいるAを
病める時も、健やかなる時も、
富める時も、貧しき時も、
夫として愛し、敬い、
慈しむことを誓いますか？

『はい、誓います』

新婦、堀A。
あなたはここにいる瑞輝を
病める時も、健やかなる時も、
富める時も、貧しき時も、
妻として愛し、敬い、
慈しむことを誓いますか？

｢はい、誓います。｣



それから誓のキスを交わし、

またたくさんの拍手を受け、


さぁ、披露宴だ。

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