ユメのカケラ2

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Youside

『Aはさ……、遥輝さんのこと好きなの?』


え、ふくちゃん??

｢え？？｣

『だって仲良くしてさ、遥輝さんにチケット買ってもらってさ、』

｢あのね、ふくちゃん、遥輝さんは遥輝さんなの。私の好きな人はふくちゃんでしょ？｣

『俺もAのことが一番好きだよ。』

｢私も学校に行けばたくさんの男子がいるし、私の知ってる男性はふくちゃんだけじゃないの。｣

『それはそうだけどさ、でも……』

多分ふくちゃんは枕に顔を埋めている。

『俺の前で仲良くしすぎだよ……』

｢嫌だったの？｣

『当たり前じゃん、、、嫌だ。

ごめんね、なんか勝手に……』

｢ふくちゃんらしい笑｣

『俺にはAしか居ないもん』

どんな顔して言ってんだか。笑

『それに、、、

好き、だから…』


｢ふくちゃんらしいのからしくないのか…笑

こちらこそ、私にはふくちゃんしかいないし、ふくちゃんのこと大好きだよ｣


『…………』


｢泣かないで、笑
どうしたらいいか、戸惑っちゃうから……｣

ふくちゃんの泣いてる声、久しぶりに聞いたな…

『ごめんね、ありがとう』

｢今度あった時抱きしめてあげる。｣

『あー、ほんと男らしくないわー。』


｢ばか｣

『ばかじゃないもん』

｢泣き虫｣

『Aに言われたくないね。』

｢好き｣

『俺の方が好きやもん。』


ふくちゃんの笑顔、涙、全てが愛おしい。

早く会いたい、

早く抱きしめたい、

ギュッと、強く優しく。

そしたらふくちゃん、きっと、また笑うんだろうな。

そして、抱きしめてほしいな。



嫉妬深いふくちゃんだけど、嫉妬深いことには私も変わりない。

だって女性ファン多いんだもん。


笑っていたいな、

2人の左手の薬指に、指輪がかかるまで。

子供が産まれるまで。

その先まで。


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