ユメのカケラ

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Mizukiside

次々に出てくるたくさんのご飯。

横にいるAは持ってきてくれた店員さんに必ず｢ありがとうこざいます｣とお礼を言っている。

きれいな箸の持ち方に完璧な食事マナー……

(この子、凄いわ)

と、上沢さんと驚く。

9｢ところでAちゃんとみずきの出会いってどんなんだったん？｣

｢始球式です。誕生日前の始球式で、ふくちゃんが教えてくれたんです。そしてふくちゃんと写真撮って、写真欲しいからーって連絡先交換して、それが始まりですかね｣

こそっと卓さんとAで話してるみたいだけど、丸聞こえ……めちゃくちゃ恥ずかしい…

9｢みずきも結構積極的やったんやね｣

15｢で？そのあとは？｣

12｢気になる気になる｣

10｢LINEで？告白？｣


『いや、そうじゃなくて……
その何日か後にAが試合見に来てくれてて、、』

｢……言っていいよ…笑｣

『Aが僕のために泣いてくれて、それから裏で話聞いてって感じです』

大人な4人の先輩は察してくれたみたいで、

9｢Aちゃんも辛かったもんね？笑｣

大人な卓さんが居れば、

10｢いいなぁ俺も年下彼女ほしい……Aちゃん、俺は？｣

子供な優心さんもいる。

『A困ってるじゃないですか笑辞めてください、僕のAなんで。』


時刻はそろそろ8時。
僕達は明日も試合があるからここで切り上げ。

Aがお金をだそうとしてたけど、
それだけは止めた。

卓さんが奢ってくれて、何度もお礼を言うA。

ほんっとにしっかりしてるわ〜……って、
剛さん、優心さん、上沢さんと卓さん。


卓さん以外の先輩とはここで別れて、飲んでない卓さんの車にAと乗り込んだ。

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