カケラ21 ページ21
Youside
私は
マウンドにいる君に精一杯の声援を送るけれど、
声援を送る度に
遠い存在の人なんだと思ってしまう。
次々とバッターをアウトにしていく君は
誰よりもかっこよくて、輝いてて。
そんな君を見る度に
胸が苦しくて。
熱い涙がこぼれて。
拭いても拭いても止まらなくて。
堀くん、堀くん、堀くんって思う度に
どんどん涙が溢れてきて。
何時間か前までは堀くんの近くにいることが嬉しかったのに。
堀くん……堀くん…堀くん。
恋しちゃいけないって分かってる。
ダメだってことは分かってる。
恋しちゃいけない相手なんだもん。
そうやって自分に言い聞かせても
もう遅い。
堀くん、好きが止まらないよ。
諦めることなんてできない。
何かに期待してた。
その何かが分かった。
堀くん、、、会いたいよ……
その後も泣いて、泣いて、泣いた。
次いつ会えるかなんて分からない。
明日会えるかもしれない。
もう会えないかもしれない。
夢ならば早く覚めてよ。
泣き疲れた。
なのにどこから来たのか涙は止まらない。
試合が終わったのに動けなくてしばらく座ったままその場にいた。
?｢あの……すみません、Aさんでしょうか？｣
｢あ、はい。そうですけど……｣
ファイターズのスタッフらしき人に声をかけられた。
ス｢堀選手がAさんを呼んできてほしいと……｣
｢あ、そうなんですね……｣
ス｢着いてきてください｣
｢分かりました……｣
元気の無い返事をしてあとをついて行く。
堀くんにこんな顔見られたくない。
泣いてるってバレてしまう。
そしたら堀くんのことだから必ず心配してくれるんでしょ？
理由なんて絶対に言えない。
……会いたく……ない……
また涙が溢れてきて
止まらなくなって……
スタッフさんも黙ってくれてて……
そして……そして……
堀｢Aちゃん……??｣
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オむライス(プロフ) - まるさん» すみません忘れてました！すぐなおします！ (2018年10月5日 23時) (
レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月5日 23時) (レス) id: 72abd297fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オむライス | 作成日時：2018年10月5日 23時
