【HS J】パパ活男の娘【水×赤】 (ページ9)

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あー疲れた。

店長の5万にプラスして、無駄にやる気を出して1日貸切や夜も増やしたお陰で今週の給料は上がった。2週間ぐらい出なくて良いんじゃないかな。

「山田ってダイエットとかしてんの？」

「んー？」

今月の新作とか言われてたフラッペを飲みながらスマホをイジっていると伊野尾ちゃんから質問される。

「よくそんなカロリーも値段も高ぇのを毎日飲んで太らんなぁって思って」

「特にしてないけど…。」

「まじか…うらやま」

今日の伊野尾ちゃんはツインテ
ツインテ可愛いけど首が出るからゴツくなるんよな。
伊野尾ちゃんも女の子からしたら若干太いかもしれない。それでも細いけど。

「気を抜くとすぐ太くなるんだよねぇ」

「良いじゃん柔らかそうで」

「いやいや、そうも言ってられないの。」

どういうことか分からず首を傾げると、実は…って切り出す伊野尾ちゃん。

「この仕事辞めようかなって」

「まじ？」

まだ先になるだろうけど、そろそろ限界を感じているらしい。今のうちにお金貯めて、遠く離れた所でリセットして過ごしたいって。

「一応俺大学出てるし、働く場所はあるかな。それに…」

って少し恥ずかしそうに口を開く。

「この仕事辞めて欲しいって言ってくれる人が居るんだ。」

「客じゃなくて？」

「そんな訳ないじゃん！」

大切な人なの、って嬉しそうに話す伊野尾ちゃん。
海が好きで、カッコイイのに少しバカで、それでいて伊野尾ちゃんのこと大切にしてくれる人らしい。