出所してから愛が重い…！！【灰谷兄弟】

30＿昔話 ページ32

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＿＿どうせ顔なくせに




顔で寄ってくるヤツなんか腐るほどいた


幼い頃からも自分の顔の良さは自覚していたし近付いてくる女はオレらの顔だけ見てるのも分かっていた


だから小さい頃からオレらの側にいて、他のヤツらと変わらずに接してくれたAが好きだった


でも、オレは捻くれてたからAに冷たい態度をしていたのは今となってはガキだったなって思う






どうせ本気じゃないくせに___


オレらを隣に並ばせて優越感を感じたくて近寄ってきた変な女もいた


アクセサリー感覚とか本当意味わかんねぇ


そう言うヤツらほどクソな性格してることは分かっていた


だから見た目じゃなくて中身まで見てつるんでくれるAが好きだった


でもオレはAの反応が面白いからって冷たい態度をしていたのは今でも反省はしてねぇ






＿＿なんでこっちを向いてくれねぇの？



落としてみせるってでかい口叩いたけど本心は少し不安


Aはなかなか落ちてくれないし、でもオレが攻めると赤い顔するのが本当に可愛い


何でも兄ちゃんに横取りされるけど今回だけは譲らない


だから兄ちゃんがキスマつけた時はオレもすぐ付けたけどオレらの跡つけたAはめちゃくちゃ抱きしめたくなった






なんでこっちに来ねぇの?___


待ってるなんて言ったけど本当は我慢の限界


オレらに対しての好意を自覚しねぇし、でも攻めれば攻める分だけ恥ずかしがるAが本当に可愛い


竜胆はAからの好意に気付いてねぇし、それでオレに対抗してくる


だからやっと竜胆がAからの好意に気付いて廊下で抱きしめ合ってるのを見たら微笑ましくて犯 したくなった





＿＿「竜胆」




アイツのオレを呼ぶ声が好きだ





「蘭」___



アイツの上目遣いが好きだ





＿＿「竜胆〜」




甘えたように頬を膨らませるのが好きだ





「蘭ｯ」___



恥ずかしそうに頬を赤らませるのが好きだ









「あ、蘭!竜胆!今日は学校に行くからね!」




明るく話しかける君が好きだ(君を愛してる

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