『吸入』 ページ10
S:優太
紫耀は体のことになると厳しいのに
やっぱり片割れには、少し甘い。笑
だからこうやって俺が入ることも多い。笑
紫耀「玄樹、合わせなくていいから、
ゆっくり深呼吸しててね？」
玄樹「………はぃ…ゲホ…」
無視しようと思ったけど、
俺がさっき注意したから
細い声で「はい」って。笑
カチッと吸入器を紫耀が押すと
玄樹は顔を顰めた。
ほんと、小さい頃から
吸入器苦手だよね。
やらない俺らには
到底理解してあげることは難しい。
玄樹「っ！！ゲホゲホゲホッ……」
紫耀「おっと…大丈夫？
ゆっくり深呼吸だよ？吸って、吐く〜」
玄樹「…ッ…にが、て…」
「苦手でも頑張って。」
紫耀「もう終わるからね」
玄樹「ん、…ぉしまぃ…」
紫耀「まだまだ。もう少し。」
玄樹「(ふるふる)」
紫耀「顔振らないで。」
どんだけ苦手なんだろ。笑
紫耀に聞いた限りだと、この吸入は
痛くもないし、苦しいわけでもないらしい。
種類とかによっては
苦しい時もあるらしいけど、
これは大丈夫って聞いてた。
紫耀「おしまい。音聴かせて？」
また、聴診器で紫耀が
診察して、ダメだったら吸入もう一回らしい。
玄樹「……」
紫耀「…苦笑」
紫耀が聴診器を一旦耳から離した。
「どうしたの？」
紫耀「…いや。笑
玄樹、呼吸止めんなって。笑
せっかく呼吸楽になったのに、
無理して止めたら苦しくなるよ？」
玄樹「…もう平気だから。」
紫耀「はいはい。」
紫耀は手際よく
チャチャっと診察を終えた。
紫耀「大丈夫そうだね。」
玄樹「だから言ったじゃん！！もう！」
紫耀「はいはい、ごめんね。」
紫耀は玄樹の頭をくしゃっと撫でたら、
またいじけちゃった。笑
玄樹「やめてよ…僕の方がおにぃちゃんなのに。」
また言ってる。笑
紫耀「おにぃちゃんだって甘えていいんだよ。笑」
玄樹「じゃあ、優にぃも甘えて…？」
「えっ…笑」
まさかこっちに飛んでくるとは思わなくて、
びっくりしちゃった。笑
玄樹「甘えないの？」
「え？今？笑」
玄樹「うん…」
「いやいや、甘えることないよ、今は。笑
もし、必要になったら甘えさせてもらうよ。」
紫耀「くふふ。笑」
紫耀楽しんでるなこの状況。笑
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前世猫(プロフ) - 主様の作品大好きです❤︎更新楽しみにしています (7月9日 1時) (
レス) id: 809516b61c (このIDを非表示/違反報告)
タケノコ(プロフ) - しょー！さん» ありがとうございます！！そう言っていただけるなんて嬉しすぎます！これからも是非、見てください！！！🥰🥰🥰 (2023年4月6日 21時) (レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
しょー！ - 読みたい感じの話を読みたいタイミングで書いてくださるから毎話毎話楽しみに待ってます😍主さんが椎茸の頃からずっと1ファンです！玄樹くん無理しすぎずショーくんに甘えてねー！笑笑 (2023年4月2日 15時) (レス) @page7 id: aad0716208 (このIDを非表示/違反報告)
璃恋(プロフ) - リクエストです！廉くんがうつ病になってしまうの見たいです！出来れば紫耀くん多めが嬉しいです！ (2023年4月1日 1時) (レス) @page2 id: 35b3a71128 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タケノコ | 作成日時：2023年3月31日 22時
