温もり80 ページ30
「A？」
鈴がやって来た。
「あいつ勝ち逃げして行ったわ。ほんっと嫌な奴ね」
鈴は腰に手をあて、いかにも怒ってますと言うような態度をとった。
「また勝負すればいいよ。家呼んでさ」
「……そうね。今度は絶対勝ってなんか奢らせてやろうかしら」
リビングに戻ってお昼ご飯の変わりにお菓子を食べながらゲームの続きをして気づくといつの間にか夕方になっていた。
その頃にはゲームに飽きて2人してソファでうたた寝をする始末だ。
時計を見て飛び起きると私は鈴を起こした。
「鈴、晩ご飯のお買い物……」
「冷蔵庫でなんか出来ないの？」
目を擦りながら鈴は体を起こした。
「オムライス。オムライス食べたい」
「チキンとか、もっとこう豪華じゃないのこういう日って……」
鈴はこてん、と首を傾げた。
「まぁ、いいわ。オムライス……ね。いいじゃないさっさと行きましょ」
「先に着替えてて」
鈴を先に部屋に行かせて私はお菓子の袋で散らかったテーブルを片付けた。
「出かけるのか」
どこから来たのか、ふらりとオロチさんが出てきた。
「買い出しだよ」
「そうか」
オロチさんはそう言って片付けの手伝いをしてくれた。
「じゃあ私も着替えてくるから」
片付けが終わると、私も着替えようと部屋に戻った。
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ぐりーん(プロフ) - もうこれ何度見返しても涙…好きすぎる（ ; ; ） (2022年1月16日 16時) (
レス) id: c2e222939c (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 感動しました、、、 (2020年4月16日 19時) (レス) id: be295054f5 (このIDを非表示/違反報告)
黒咲優乃 - これ絶対誰でも泣きますよ...感動&少し切ない...良い物語ですね。何年、もしかしたら、何十年か後、主人公がオロチ達とまた再開出来たら良いなぁと思いました (2018年12月25日 0時) (レス) id: c26dd69b91 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 泣いちゃいました！ (2017年11月19日 12時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
彩花 - 感動してに泣きました。 (2017年6月5日 19時) (レス) id: 463cc6db15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣城京菜 | 作成日時：2016年3月3日 16時
