あなたの温もりは 続2【オロチ】

温もり68 ページ18

「それはそうとさっき言ってたことって本当？好きな人がいるとか……聞いてた限りちょっと心配なんだけど……」


「え、あ!!う、嘘に決まってます……うん……」


慌てて首に手をあてた。


「まぁ、あんたのことだから大丈夫なんだろうけど……応援してあげるからしっかりやりなさいよ」


「え、それは直球過ぎないかな……？鈴えっち……」


「どうやったらそんな解釈できるのかしらね!!」


と、いつも通りの会話をした。


「ま、これで2人彼氏無しってことね。はぁ……今年のクリスマスこそ彼氏と過ごそうって思ってたのに」


「ま、今年も"2人きり"で"お泊まり"ってことで」


「そうね、細かい予定はまた明日で。……今日はありがとね」


スルーされたのは悲しいが。

……良しとしよう。

プレゼント買いに行かなくちゃ。


「また、明日ね」

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