その147-2 ページ19
貴「ん…っっ」
その唇は私の唇に触れる。
甘い滴がオロチさんの舌を伝い、私の喉へ落ちた。
唇と唇が離れると銀の糸が垂れ、落ちる。
オロチ「Aが居なくなったら両親はどうなる？鈴達はどうなる？お前が居なくなると悲しむ奴はたくさんいるんだ…。分かるだろ？」
貴「でも…オロチさんと離れたくない…私オロチさんが好きなんです…大好きなんです…普通に好きじゃなくて…その…」
恥ずかしさのあまり口ごもる。
オロチ「私もAが好きだ…。だけどいつまでも一緒に居られない。目には見えないが私はいつでもAを見守っている。だから笑っていてくれ。あの時のようにーーーーー……」
視界がぼやけてオロチさんの顔がよく見えない。
オロチ「…時間だ」
…あなたはいつでも優しかった。
人間の赤ん坊の私を拾ってくれて。
愛情を注いでくれて。
不安に感じる時はいつもそばに居てくれた。
目の前から居なくなってしまえばもう終わってしまうのーーーーーーーー……？
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東雲かずら(プロフ) - うっっ‼︎美しすぎるッッ！感動しました。出会えてよかったと本当に思います。新作待ってます！！！ (6月19日 0時) (
レス) @page21 id: 2d0551ac1d (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - いつの間にか、めっちゃ集中して読んでました！(*^^*)泣けるお話ですね( ；∀；) (2016年1月16日 14時) (レス) id: 0de0f8d7a3 (このIDを非表示/違反報告)
れいの - 泣きかけました〜 (2016年1月8日 16時) (レス) id: c932a9e9e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑のオロチ - これの続きがよみたいです！！「夢主とオロチの再会」 (2015年11月1日 8時) (レス) id: 7291a00ada (このIDを非表示/違反報告)
オロチ - ありがとうございます。負けません (2015年8月23日 4時) (レス) id: 8d7b76d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣城京菜 | 作成日時：2015年7月17日 18時
