その135 ページ1
貴「あれ…」
消毒液の匂いが鼻につく。
オロチ「起きたか…」
オロチさんは私の両手を握っていた。
それを私は無言で振りほどいた。
貴「瓶…」
手には夢の中で見たピンクの液体の入った瓶があった。
オロチ「なんだそれは」
貴「さあ…」
何故か私は物凄い汗をかいている。
首に痛みを感じる。
あれは夢じゃなかったのだろうか。
それならば…私は…。
オロチ「随分とうなされていたが…」
保健室の先生「あら、起きたのね」
ふと時計に目をやる。
時計は4時をさしていた。
保健室の先生「担任の先生にはちゃんと言っておいたから今日はもう帰りなさい。荷物はそこにあるから」
貴「あ、はい。ありがとうございました」
私は瓶をポケットに入れた。
私はあの大人たちとは違う。
自分の決めたことに二言なんてない。
憎むことなんてしない…。
絶対…。
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東雲かずら(プロフ) - うっっ‼︎美しすぎるッッ!感動しました。出会えてよかったと本当に思います。新作待ってます!!! (6月19日 0時) (レス) @page21 id: 2d0551ac1d (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - いつの間にか、めっちゃ集中して読んでました!(*^^*)泣けるお話ですね( ;∀;) (2016年1月16日 14時) (レス) id: 0de0f8d7a3 (このIDを非表示/違反報告)
れいの - 泣きかけました〜 (2016年1月8日 16時) (レス) id: c932a9e9e6 (このIDを非表示/違反報告)
緑のオロチ - これの続きがよみたいです!!「夢主とオロチの再会」 (2015年11月1日 8時) (レス) id: 7291a00ada (このIDを非表示/違反報告)
オロチ - ありがとうございます。負けません (2015年8月23日 4時) (レス) id: 8d7b76d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城京菜 | 作成日時:2015年7月17日 18時