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第四十話 ページ40

「オロチさん何故黙ってるのですか?」


屋敷に向かうところだった。

私はまた抱き上げられていてオロチさんに話していたのだが、全く
反応がない。

私は手を伸ばし、オロチさんの頬をぺたぺたと触った。

触った瞬間びくん、と反応する。

頬は熱い。


「もしかして照れてるのですか?」


私はくすくすと笑った。

私が笑うと、オロチさんに近くの大きめの石のところに座らせられた。


「……照れるのはオロチさんだけではありません。私も、照れてます」


オロチさんは私の口を手で塞いだ。

ふと、近くで獣の臭いがするのに気づいた。


「オロチさん……近くに何か居ます」


今度は小声でオロチさんに知らせた。


「……狼だ。最近山の向こうで出没すると聞いたがここにも居るのか……?」


近くの草むらを駆け抜ける音がした。


「オロチさん、私を置いて逃げて……っ」


「……そんなことできるわけないだろう」


オロチさんは私を背負い、走り出した。


「ごめんなさい……っっ」


私は謝ることしかできなかった。

オロチさんを蹴り飛ばしてでも離れればオロチさんは助かるはずなのに。

私にそんな勇気はなかった。

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剣城京菜(プロフ) - ロキさん» あなたの温もりはの続編を企画中です!!できるだけ早く投稿するので待っていてくださると嬉しいです^_^ (2015年11月8日 13時) (レス) id: 3c3ce2d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ - あなたの温もりはの続き書いてほしいです。 (2015年11月8日 8時) (レス) id: 27f7c75272 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - ナッツさん» 本当にご迷惑をおかけします……でも極力更新はしていくつもりなので最後までよろしくお願いします!! (2015年11月2日 23時) (レス) id: 3c3ce2d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ - 12/12まで更新がほぼてきないんですか・・・!?大変ですね!!気を長くして待ってます(^^*) (2015年11月2日 23時) (レス) id: 70b9dc3167 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - brownsugarさん» ありがとうございます!!これからもよりよい作品が書けるように日々努力します!! (2015年9月21日 22時) (レス) id: 587c793b66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城京菜 | 作成日時:2015年8月14日 14時

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