第十四話 ページ14
電車というものからでると沢山の人で賑わっていた。
「凄い…」
蒸し暑い。
見たことのない建物がいっぱいで私は目が釘付けだった。
今の人は変わった服を着ている。
あの男の子はもう見失ってしまった。
とりあえず私は歩いてみることにした。
土蜘蛛さんの言うとおり、妖怪には人間と共に暮らしているのだと思った。
至る所に妖怪はいる。
昔もそうだった。
今も昔も変わらない。
なのに人は見えないものを信じなかった。
そして見えるものを拒んだ。
なんて残酷な世界なのだろう。
…何年もすれば人々の考えも少しは変わるのだろうか。
「人と…妖怪がお互い認識し合う世界…仲良くできるものなら…素敵な世界…」
空を見上げるとあの頃と変わらない空。
真夏の太陽がぎらぎら私を照らした。
「わわわっ」
いつの間にか私は人の沢山いる中に迷い込んだ。
「ああ〜…」
進行方向へ自然とむかってしまう。
「うーんしょっ」
自分が妖怪だということをふと思い出した。
地上は私には少し厳しいかもしれない。
私は空を飛んで移動することにした。
空を飛ぶことなんてなんのその。
息を吸うごとく空を飛ぶ。
微かな風が吹き抜ける。
「少し休みたいかも…」
人ごみに疲れてしまい、私はどこかで休むことにした。
丁度、屋根に木のおかげで日陰ができていた。
私はそこで少しの間休むことにした。
「にゃー」
猫が鳴く。
「少しだけ居させて下さいね」
私はその赤い屋根の上に寝転んだ。
猫はひょいっと私のお腹に乗ると、大きなあくびをしてまるまった。
猫の温もりが伝わる。
急に視界がぼやけた。
…少し疲れてしまったかな。
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剣城京菜(プロフ) - ロキさん» あなたの温もりはの続編を企画中です!!できるだけ早く投稿するので待っていてくださると嬉しいです^_^ (2015年11月8日 13時) (
レス) id: 3c3ce2d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ - あなたの温もりはの続き書いてほしいです。 (2015年11月8日 8時) (レス) id: 27f7c75272 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - ナッツさん» 本当にご迷惑をおかけします……でも極力更新はしていくつもりなので最後までよろしくお願いします!! (2015年11月2日 23時) (レス) id: 3c3ce2d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ - 12/12まで更新がほぼてきないんですか･･･!?大変ですね!!気を長くして待ってます(^^*) (2015年11月2日 23時) (レス) id: 70b9dc3167 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - brownsugarさん» ありがとうございます!!これからもよりよい作品が書けるように日々努力します！！ (2015年9月21日 22時) (レス) id: 587c793b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣城京菜 | 作成日時：2015年8月14日 14時
